人生を迷うということ。
今日は雨。涼しい。
最近は本当に雨ばかりで
俺の大好きな布団干しもできやしない。
なぜ大好きかというと、布団はまさに人生の友であるからだ。
布団を一月やそこらで捨てるヤツはいない。何年も使うだろ?
つまり何年も側にいる道具というのが布団であり、枕である。
だから「魂の庫」が枕であるなら、布団はさしずめ「気の庫」と言ったところだ。
フトン=風屯ということで一つ。
だから、それを干す、つまり日に当てるというのが
いかに重要なことかわかろうというものだ。
最近はそれが難しい。嫌な時期になってしまったものだ。
さて、今日は久々の休みといったところだが
昨日、いい感じに酔っ払って帰宅した俺は
飯を食うと、そのまま眠ってしまった。
何しろ、何も食わずにビールだけ飲んでたから酔いが回るのも早い。
で、目が覚めた俺は、書き忘れていた記事を書いていた。
これで主要な記事は終わった…はずだが
まだ取材とか残ってるし、今月号はまだいくつか仕事が残ってる。
編集で大童になってる時に限って俺が行くことになるからなぁ。
まぁ、いいけど。
さて最近、「自分の人生を考えてしまうことがある」と
ご相談を受けることがある。俺もぶっちゃけ人生については
まだそれほど考えているわけじゃないんだけど。
とにかく、仕事柄色んな話を聞いていそうだし、あと親しい方は
俺が読書、特に古典が好きだということを踏まえてのお話なのだろうと思う。
まぁ、孔子、荘子、老子、荀子、孟子、韓非子などなど
いずれも素晴らしい思想を持っていなさる。だから俺も私淑しているわけだが
人生については、結構扱いはそれほどでもない。
彼らが生きた当時は、個人主義の時代ではなく、あくまでそういう思想は
君臣の関係或いは君民の関係で使われることが多い。
特に孔子は「礼」を重視したから、自己啓発の話はそれほどあるわけじゃない。
だからこそ、掘り下げていきたいと思う部分ではあるのだが。
で、人生に迷うというのは、実にわかることだ。
ああしたほうがいいかな、こうしたほうがいいかななんてね。
しかし俺は、これこそまさに、楽しむべきだと思う。
例えば、今の仕事が役に立つのか…という悩みならまず
実はその苦悩も、成長なのだと思ってほしい。
運動をすると筋肉痛になるが、これもまた筋肉の成長なのだ。
そして、楽しみながら仕事をすることを勧めたい。
そうすることで、今までイヤイヤやっていたことにも
意欲が出る。意欲が出るということは、この仕事への興味や疑問も
沸くということだ。それを日々繰り返すことで、仕事がいかに世の中に
役立っているか、もろもろのことに気づくはず。
何しろ不惑の歳は40歳。それまで人は人生について悩み続ける。
しかしそれを楽しみながらやると、視点も大きく変わってくるだろう。