宮城県知事選、31日投開票で衆院選とダブル選挙へ
衆院選の日程が決まり、いよいよ選挙戦が近づいてきたと感じる。
19日公示、31日投開票ということでわが党初の国政選挙。
身が引き締まる思いだ(地方民はあまりできることはないが)。
その一方、わが宮城県では知事選挙も14日告示
31日投開票で、衆院選とダブル選挙ということになる。
本日、宮城県庁で行われた知事選の説明会では
現職の村井嘉浩氏のほか、立候補を表明している長純一氏
そして立候補検討中のもう一人の男性が出席した。
この知事選では、村井知事が5選を狙っており、それに対して
野党系県議らが長純一氏を支援する会を立ち上げるなど
与党対野党という構図になっている。
新人・長氏、石巻を固めるか
長氏は医師で、元石巻市包括ケアセンター所長という経歴を持つ。
そのため、武漢肺炎対策について真向から論戦を挑むものと見られ
かつ地元の石巻市は、宮城5区を安住淳(立憲)が不動であることから
長氏が抑えるであろうと予測されている。
ただし、それ以外の都市部は現職の村井氏が強いため、長氏はどこまで村井氏に
肉薄することができるかがカギであろう。
一方の村井氏は、県内で圧倒的な人気を誇るものの
長引く武漢肺炎対策による反発や2年前に導入を試みた宿泊税を観光・宿泊業の猛反発により
断念した経緯があり、圧倒的多数の3次産業従事者の支持を失いかねない。
しかも長期政権はどこでも疎まれる傾向にあるため
村井氏は必ずしも盤石というわけではない。
村井氏有利ではあるが、長氏にも十分チャンスはあるといえるだろう。
共産党は独自候補擁立を模索していたが、自主投票となった。
何せ共産党は東北比例ブロックで現有の1議席確保、さらに2議席目を狙い
運動を展開している。宮城県知事選に割くゆとりはないということである。
それにしても仙台市長選は現職一強だったために、投票率は30%を切った。
知事選では投票率が30%を切るなどという恥ずかしい内容にならないよう
あの手この手で有権者を投票所に足を運ばせる工夫をしてほしいものである。