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岸田内閣発足、わずか2週間で衆院選突入

岸田内閣が本日発足した。第100代の内閣総理大臣となった

岸田文雄首相は、厳しい船出となった。

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内閣官房長官 松野博一衆院7期、千葉3区、細田派)

財務大臣   鈴木俊一衆院9期、岩手2区、麻生派

総務大臣   金子恭之(衆院7期、熊本4区、岸田派)

外務大臣   茂木敏充衆院9区、栃木5区、旧竹下派

防衛大臣   岸信夫衆院3期、山口2区、細田派)

法務大臣   古川禎久衆院6期、宮崎3区、無派閥)

経済産業大臣 萩生田光一衆院5期、東京24区、細田派)

文部科学大臣 末松信介(参院3期、兵庫選挙区、細田派)

厚生労働大臣 後藤茂之衆院6期、長野4区、無派閥)

国土交通大臣 斉藤鉄夫(衆院9期、比例中国、公明党

国家公安委員長 二之湯智参院3期、京都選挙区、旧竹下派

農林水産大臣 金子原二郎参院2期、長崎選挙区、岸田派)

環境大臣   山口壮衆院6期、京都12区、二階派

復興、沖縄北方大臣 西銘恒三郎衆院5期、沖縄4区、旧竹下派

こども庁・地方創生担当 野田聖子衆院9期、岐阜1区、無派閥)

経済再生担当 山際大志郎衆院5期、神奈川18区、麻生派

デジタル、行政改革担当 牧島かれん衆院3期、神奈川17区、麻生派

万博担当 若宮健嗣衆院4期、東京5区、旧竹下派

経済安全保障担当 小林鷹之衆院3期、千葉2区、二階派

ワクチン、五輪担当 堀内詔子(衆院3期、山梨2区、岸田派)

 

以上の顔ぶれである。20人のうち13人が初入閣となったほか

小林、牧島、堀内氏の3人が当選3期の若手である。

通常、2~3期はようやく政務官になり、5期あたりから副大臣や大臣の候補に

挙がってくるわけで、特任の国務大臣とはいえ多い部類に入る。

とはいえ、派閥のバランスをとった形となり、何ともインパクトに欠ける

顔ぶれとなった。

もちろん、初入閣を増やすことは選挙対策という面もある。

選挙において閣僚経験者というのは、大きな武器なのである。

「よくわかんねえけど、大臣やったやつなら間違いねえべ」という心理に

働きかけるからだ。それさえいない時はどうなるか…投票に行かないのである。

だから次の選挙では、元〇〇相だの元〇〇政務官だので溢れることになる。

閣僚経験者はもちろん、現職閣僚が敗れることがあれば

岸田内閣はさっそく崩壊することになるからリスクも大きい。

とはいえ、肩書の「安売りセール」は逆効果になりはしないかと懸念もあるが。

 

宮城県選出議員は入閣なし

 

それにしても、宮城県選出の議員の何と奮わないことか。

現状、閣僚を経験した議員は、わずかに小野寺五典氏が防衛大臣

任じられたことがある程度で、現職議員の中では入閣経験のある人はいない。

宮城県連は「党は宮城を勝たせる気がないのか!」と党本部に怒鳴り込んでも

いいくらいだ。

 

なぜ選挙を急ぐのか

 

次の衆院選は岸田首相より10月19日告示、31日投開票と表明された。

野党の準備が揃わないうちに選挙戦に突入しようという心づもりなのかもしれないが

現状、菅内閣の負のイメージを引きずったまま、ダイナミックな公約もない。

あったとしても、周知する暇もないときている。

非常に厳しい闘いを強いられるであろう。大幅な議席減も予想される。

どうしてもグダグダ感が漂う岸田内閣、どのような選挙戦を展開するのか注目したい。