会津戦争、原発事故…福島県本部設立に懸ける思い
東北を取りまとめよ―。
今年の2月、かように桜井誠党首から依頼された僕は
「とんでもないことだ。浅学菲才な上、若輩である」と辞退したものの
「代わりに人がいない」と説得されて東北のまとめ役を
引き受けてから、さてまずは目標を立てようか…と考えた時
東北地方にはまず県本部が致命的に足りぬことが課題だと断定した。
ようやく地元の活動に専念できるように
僕が党本部で選挙対策をやっていた時、できるだけ地元の宮城県本部には
タッチせぬことにしていた。地元だけ優遇するわけにはいかないからだ。
党本部から余計な介入もしたくない。
そのおかげかどうか
東北は活動は活発とは言い難いが、その一方で他の地方のトラブルとは無縁だし
独自の活動を展開しているのは、各県本部長の手腕によるものと感謝している。
今年の目標は、福島県本部の設立とし
可能なら山形県本部の設立も目指すこととした。
県本部の設立は、実は悩ましいところでもあり
「ハコが先か人が先か」なのである。つまり、とりあえず県本部だけ設立させて
後は活動していって人を増やす方法。
拠点である県本部の設立を先にすると
体裁は立派に見えるのだが
どうしても人の確保が喫緊の課題として浮上してくる。
人を先にするというのは人の確保を先にしてある程度整えてから
ハコ、つまり県本部を作ることだ。安定的な活動ができるが
県本部ができるまで時間がかかるというジレンマがある。
僕はどちらかといえば後者で、役職も変わったし地元にも専念できる。
「ハコ」の頃合いかと考えたのだった。
そこで福島市で集会をやったところ、想定外に大勢の人が参加してくださったし
皆さんモチベーションも高いことから、さっそく設立に向けた準備を行っている。
幸いにも、福島県には瀬戸弘幸最高顧問もいらっしゃるし、地元の活動家も
よく存じているので、ゼロベースではないことが強みである。
それに、新潟県、栃木県、茨城県と隣接しているから他地方との連携も可能だ。
これほど恵まれた環境は珍しい。スムーズに設立ができそうである。
奥羽越列藩同盟で分かる勤王の志
福島県は、僕個人としても思い入れのある土地である。
このブログで何度か戊辰戦争について取り上げたことはあるが
同盟で、初めて東北諸藩が一致団結した勢力であった。
会津藩は幕末に長州藩に目の敵にされ、徳川宗家が薩長に降伏した後は
それを知っているからこそ僕は「東北は団結できる」と自信を持っている。
もちろん、わが党の活動が盛んであるということは左翼勢力も強いということだ。
ご存知の通り、福島県は東京電力福島第一原発事故で左翼勢力の拠点の一つであり
わが党の党勢拡大をしつつ、これら左翼勢力との闘いに突入するであろう。
断固、戦い抜くことをお約束する。
前述した会津藩は、そもそも勤王の志篤く、最後の藩主・松平容保は
京都守護職として洛中の警備に当たり、孝明天皇よりご宸翰を賜ったほどだ。
そのような藩があったほどであるから、必ずやわが党の天子様への
忠節の志は伝わるものと確信している。
いずれ東北全体へ
次は山形県で南東北全土で県本部ができる。そして北東北に目を向け
既に設立している青森県本部と連携して岩手・秋田を固めにいく。
大体はこの流れでいくことになろう。
選挙準備を進めながらだから、なかなか大変だと思う。
しかし、わが党がワンランク上に行く過渡期であるから
このタイミングこそ力の入れ時だ。
今こそ東北の党員の皆様はもちろん、支持者の皆様と東北において
日本第一主義を広げていきたいと強く願っている。