白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

安倍首相退場も、差別浴びせる石垣のりこ議員が炎上

安倍晋三内閣総理大臣が辞任を表明した。

本日行われた記者会見では、安倍首相が自ら自身の体調悪化について説明

持病の潰瘍性大腸炎が再発し、負託に耐えられない状態であることを明かした。

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会見で深々と頭を下げる安倍晋三首相(https://twitter.com/AbeShinzo/status/1299311797669773312より)

2012年に政権を奪還してから、現在まで3000日を超える長期政権。

歴代最長の首相在任日数である。

その間、何度も国政選挙が行われたものの、野党はついぞ安倍自民の

壁を崩すことができなかった。

一方で憎まれ役にされることも多かった。

SNSでは定期的に「#安倍辞めろ」のハッシュタグは作られるは

「あべしね」「お前なんか人間じゃない、叩き切ってやる」と

憎悪表現の的になったりと、踏んだり蹴ったりであった。

 

過失多い安倍政権であったが…。

 

もちろん、安倍首相にはそれなりの過失がある。

例えば消費税引き上げ、新型コロナ蔓延の引き金を引いたインバウンド。

憲法の改正がならなかったことなどなどである。

そのたびに、日本第一党は激しい批判を繰り返してきた。

従って、日本第一党にとっては安倍政権は不倶戴天の敵であった。

近いうち、国会で論戦を繰り広げることを楽しみにしていたのであるが

持病の悪化は、誰も止めようがあるまい。

本来であれば、議員も辞めて静養に専念すべきではないかと思うが

今後は一議員として活動を行っていくという。

後任が決まるまでは首相の職にあるということだが、敵将の去った敵陣は

寂しいことこの上ない。やはり、正々堂々と議論を戦わせてこその政治である。

 

石垣のりこ議員の差別表現が炎上

 

そんな寂しい気持ちに浸っている中

またかと呆れるような事件が起きた。

石垣のりこ参議院議員(宮城選挙区、立憲民主党)が

ツイッターで安倍首相を「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人」と

差別的表現を投稿し、大炎上の最中である。

https://twitter.com/norinotes/status/1299238780834988035

同じ立憲民主党所属の議員にさえ「人としてどうかと思う」

「人の心が残っているならすぐ消しなさい」と叱られる始末。

潰瘍性大腸炎は、国指定の難病であり、安倍首相がいくら

体調管理したところで再発する時はする。

ましてや病気になりたくてなる人はいないのであり

それを「危機管理能力がない」などと言われると

世の中のビジネスマンはどう思うだろうか。中には持病を抱えながらも

一生懸命仕事をしている人もいる。その人たちへの差別・暴言だとは

思わなかったのだろうか。人間性を疑うツイートで呆れかえる。

 

敵だからこそ、敬意を

 

僕は別に安倍首相を支持などしていない。むしろ安倍首相が在職中に

自民党に一杯食わせることができなくて悔しいくらいだ。

だが、志半ばで去らざるを得なかった人に対し、後ろから憎悪の言葉を

浴びせることが、本当に人情なのだろうか。

「ゆっくり静養してください」くらい掛けてあげるのがマナーではなかろうか。

誤解のないように申し上げておくが、当然のことながら

日本第一党は、決して手を緩めたりしない。全力で自民党政権にぶつかるつもりだ。

だが、例えば相手が敵でも、逆境にある時は気を遣うことも大事ではないだろうか。

僕の尊敬する鈴木貫太郎首相は、1945年4月に米国大統領フランクリン・ルーズベルト

死去すると、短波放送を使って弔意を表した。

作家のトーマス・マンが「日本に騎士道が生きていた」と感激して紹介したのは

有名な話である。

僕は鈴木首相のごとき、懐の大きさこそ大事なのではないかと思う。

とりあえず石垣のりこ議員は新入社員マナー研修でも受けてみることをオススメする。

本当の「休暇」とは何だろう?

もう温泉に行きたい!

そう思いついたのは、仕事でてんてこまいになった合間。

インドア派で、休日はもう寝て過ごしたい僕ではあるが

意外と旅行は好きだったりする。特に、温泉めぐりが大好きで

突然思い立って出かけることもしばしばだ。

東北地方は温泉地がとても多いのが特徴の一つで

恐らく温泉に親しんでいない人はいないのではなかろうか。

お隣の山形県では、さらに身近な存在で、全市町村に温泉があるのが自慢だという。

山形に本社がある企業の仙台支店の支店長さんと話したりすると

よく温泉の話になるが、その時にほぼ必ず言われる自慢の一つだ。

だから、料金の面でも山形では日帰り温泉で500円程度で入れるのだが

仙台では700~800円はするから(公衆浴場などの施設が最小限のものはもっと安い)

よく山形に行って温泉に入って帰ってくることもある。

 

峩々温泉でネットをシャットアウト

 

僕が最近行ったのは7月末頃、峩々温泉といって、山形県との県境に近い

蔵王のお釜に向かう途中にある。温泉とついてはいるが旅館の名前である。

つまり山深い旅館であったが、とても素晴らしい経験であった。

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露天風呂は自然に囲まれていて、温度もちょうどいい

その時の模様を詳述する時が来るかもしれないが

温泉やロケーション、食事はもちろんのこと

談話室以外では、電波が圏外だったことがとても癒された。

普通は「電波が圏外って不便じゃね?」と思われるだろう。

僕も最初は「デイリーミッションできないじゃん」と嘆いていたのだが

ネットを使いたい時はWi-Fiがつながる談話室に行けばいいわけだし

何より、スマホの通知を全く気にしないということがいかに楽なことか!

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お茶やお菓子をいただきつつ、ゆったりと過ごす

だから、客室ではスマホを全然触ることなく、読書をして過ごして

談話室に行くと、電波が入って一気に通知が来るものだから、それはそれで面白かった。

そこで思ったのだ。

我々は休日でも、下手したら寝てる時でもスマホの通知を気にする。

それを強制的にシャットアウトする環境に身を置いたらどうなるか?

繰り返しになるが、好きな時に温泉に入り、客室で読書をして、気が向いたら談話室で

ウイスキーの「温泉割」を煽りながらゲームやSNSをやる。

僕にとっては望むべくもないような、まさに天国であった。

人によっては、もしかしたら苦痛に感じるかもしれない。

それほどまでに我々はネットに依存しているのである。

だから、何も考えずに、全てのスイッチをオフにして過ごすことこそが

本当の「休暇」なのではないだろうか。

正直、現在の自分のライフスタイルを今一度考えるきっかけになった。

ぜひ、癒される旅行をお望みの場合は東北にいらしてはどうだろうか。

それで、山奥の旅館でネット環境を遮断するのだ。

とても貴重な経験ができるはずである。

もちろん、コロナ対策をした上で。

 

気づいたら釣りにハマる?「放課後ていぼう日誌」が大人気

「放課後ていぼう日誌」という作品をご存知だろうか。

原作は小坂泰之氏のコミックで、「月刊ヤングチャンピオン」で連載中。

今年4月からアニメ化され、新型コロナの影響で延期を挟み、現在放送中で

かなりの人気を博している。


TVアニメ「放課後ていぼう日誌」PV

あらすじは

九州の熊本県芦方町(芦北町が舞台)に引っ越してきた高一の鶴木陽渚(cv高尾奏音)。

得意の裁縫を生かして、手芸部に入部しようとするも

「ていぼう部」の部長である黒岩悠希(cv篠原侑)に半ば強引に

入部させられる。「ていぼう部」とは、部室の目の前にある堤防で釣りを楽しみ

釣った魚は絶対に食べるという決まりがある部活だった。

陽渚は、慣れない釣りに悪戦苦闘しながらも、幼馴染の穂高夏海(cv川井田夏海

しっかり者の先輩、大野真(cv明坂聡美)と出会い、徐々に釣りの楽しさに

目覚めていく…というもの。

 

水産庁や行政、地元漁協らが協力

 

アニメ化に当たっては、熊本県芦北町がロケ協力を行ったほか

水産庁がコラボして小冊子を作成するなど、アニメと同時に釣りを

正しく楽しんでもらおうという取り組みも行っている。

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水産庁HPでダウンロード可能 https://www.jfa.maff.go.jp/j/press/enoki/200707.html

制作はクオリティーに定評のある動画工房が手掛け

背景の鮮やかさ、個性溢れるキャラクターたちの描写などもあり

「山のゆるキャン△、海のていぼう」と言われるほど好評だ。

7月の豪雨により原作者が被災し、休載の憂き目に遭った際には

公式グッズの売り上げの中から一部が被災地への支援に充てられた。

義捐金を送る人もいたというから

多くの人に愛されている作品ということがわかろうというもの。

 

釣り人はもちろん、これから始めようという人にもオススメ

 

僕も一話から楽しく拝見しているが、もちろん作品自体は良くて

キャラが魅力的だし、まちの描き方もきれいであるばかりでなく

実際にこういう釣り場があったらさぞ面白いだろうなと思わせてくれる。

アニメでは、釣りだけでなく潮干狩りやテナガエビの釣りなど

バリエーションも豊富で、見るたびに僕もやりたくなるほどだ。

僕も昔はよくハゼ釣りに行ったものだが、東日本大震災で海が変貌してからは

行っていない。ただ本作を見ていると、再開してみようかなと

思ったりする。再開するだけでなく、新しい釣りにも挑戦してみようかと

思わせてくれるのだ。陽渚がそもそも未経験者という設定だから

作中で釣りの基礎をわかりやすく説明してくれることもあるだろう。

こういうコンテンツに、行政や漁協、地元の店舗が協力するのは

本当に素晴らしい試みだと思う。

釣りの魅力やマナー向上はもちろん、舞台となった芦北町には

さっそく「聖地巡礼」ということで、アニメで登場した場所を

訪れる人もいるようだ。

聖地巡礼」でまちの魅力に触れ、リピーターになる人が出てくれば

この仕掛けは成功である。

コロナ禍の折、観光業や飲食業は悲惨なほど大打撃を被っている。

ましてや芦北町はプラス大雨の被害にも遭った。

感染症対策を行った上で、ぜひ芦北町に行っていただき

飲食や買い物もしてもらいたい。

まさに作品・地元・ファンの三方良しというわけである。

まだ見たことないという方は、一度目を通してみてはいかがだろうか。

気づいたらあなたも釣り人になっているかもしれない。

 

 

放課後ていぼう日誌公式サイト

https://teibotv.com/

愛知県による「あいちトリカエナハーレ」弾圧を斬る

「愛知県もバカをやったものだ」――。

一報を聞いた時、僕はそう呟かざるを得なかった。

日本第一党愛知県本部が中心となって、25日から開催の

第2回「あいちトリカエナハーレ」。愛知芸術文化センター名古屋市)を

会場に開催準備が進められていたのだが、施設を管理する愛知県から

不可解としか言いようがない条件が付与されたことで、大きな騒動となっている。

 

(緊急投稿) 愛知県及び県施設の指定管理者の対応に断固抗議する!

https://ameblo.jp/japan-first-aichi/entry-12620016599.html

 

この「あいちトリカエナハーレ」は

文字通り「あいちトリエンナーレ」をもじったもの。

元となった「あいちトリエンナーレ」とは

愛知県が中心となって3年に1回

開催されてきた芸術祭である。2019年10月、同イベントのカテゴリの一つ

「表現の不自由展・その後」では、昭和帝の写真を燃やす表現があったり

自称・従軍慰安婦の像を彷彿とさせる展示があるなど

極めて政治色が強い代物であった。

当然のことながら、文化庁補助金を不交付とした上

名古屋市もまた、負担金の支払いを拒絶し、愛知県と名古屋市が対立するなど

到底芸術祭の目的を果たしたとは言えない状況となった。

 

「何でも芸術ってことにしていいなら、うちらもやろうじゃないの」

ということで開催されたのが「あいちトリカエナハーレ」である。

韓国軍のベトナム戦争における戦争犯罪「ライダイハン像」や

朝鮮カルタの展示などがあり、差別だという批難も当然あったが

「表現の不自由展もヘイトでは」と逆に返される形で、カウンターアートの

典型例といえる。事実、トリカエナハーレは入場者に大好評で

トリエンナーレに反感を持っていた人々からは、痛快だと好意的に受け止められた。

僕もまた、この企画はよくできていると思っていて

小冊子作成の際には

芸術監督の長尾副党首にこの時を振り返って

文章を書いてもらったほどだ。

 

愛知県に重くのしかかる「前科」

 

2回目となる今回は昨年よりも展示内容を充実させるという話を聞いていた。

だが、前述の通り愛知県から実に不可解な条件が付けられたのである。

詳細は日本第一党愛知県本部のブログを参考にして

いただきたい。

僕がそれを知り「愛知県はバカをやった」と言ったのは理由として2つある。

まず、愛知県は公金で「表現の不自由展・その後」を実施し、多くの抗議を受けた

「前科」があるにも関わらず、日本第一党が自費で開催する芸術祭に注文を付ける

正当性があるのか、である。

愛知県側が「もうやりません。不適切でした」と過ちを認めるなら話は別だが

むしろ文化庁補助金不交付を「検閲である」と批判している厚顔ぶり。

なぜ日本第一党の展示はダメなのか、不公平といえる。

 

法的な穴が目立つ今回の措置

 

もう一つは、法的な問題である。行政手続法第14条には

 行政庁は、不利益処分をする場合には、その名あて人に対し、同時に、当該不利益処分の理由を示さなければならない。ただし、当該理由を示さないで処分をすべき差し迫った必要がある場合は、この限りでない。

 と定められている。愛知県は主催者に対してその特別条件を付与する理由を

説明していないのである。これは平成23年6月7日最高裁判決により判例が残っている。

名宛人において,いかなる理由に基づいてどのような処分基準の適用によって当該処分が選択されたのかを知ることができず,上記取消処分は,行政手続法14条1項本文の定める理由提示の要件を欠き,違法である。

と、ケースは違うけれども争点としては今回の措置に通じるものがあり

理由提示の要件につき極めて重大な瑕疵があると見ることができる。

この理由提示はとても大事なことで、「主催者が適切に集会を行うには

どうすれば良いか」を示すことになり、それができなければ様々な損失を

被ることになる。従って明白に違法と言えるのである。

また、行政手続法第8条の例外規定には

法令に定められた許認可の要件又は公にされた審査基準が数量的指標その他の客観的指標により明確に定められている場合であって、当該申請がこれらに適合しないことが申請書の記載又は添付書類その他の申請の内容から明らかである。

としているほか、「申請者の求めがあったときにこれを示せば足りる」と

明記しているのである。愛知県は「口頭でゼロ回答」としているが

例外規定にある通りで、処分については極めて慎重かつ総合的に判断

しなければならず、愛知県がそのように判断したことという提示もない。

さらに言えば、主催者が平穏に行おうとしているのに、その集会を

実力で阻止、妨害しようとして紛争を起こす恐れがあることを理由に

主催者に対して不利な条件を付与することは、警察による警備などを

もってしてもなお混乱を防止することができないなど特別な理由が

ある場合に限られる(平成19年7月24日仙台地裁判決)。

しかし、昨年の「あいちトリカエナハーレ」については開催することができており

今回のみ主催者に不利な条件を付与することが客観的な判断であると

見なすことはできないのである。

どう考えても愛知県にとって無理筋といえる今回の措置。

日本第一党愛知県本部には多くの選択肢があるものの

無事開催できなければ何の意味もない。

愛知県が今回の措置の「愚策」を悟り、撤回すれば丸く収まるわけだが

そうでない場合、日本第一党随一の「切れ者」長尾芸術監督が黙って

見過ごすことはあるまい。

長尾副党首は、我が党の中でも僕が最も尊敬する方

の一人で、実にしっかりした理性的な方だ。

それでいて、議論の際にはズバリと斬り込む様は

陸奥宗光外相、井上成美大将に比するであろう。

当然、僕も愛知県に猛省を促すべく

日本第一党愛知県本部への支持と積極的な助力を明確にする。

もう買った?プレミアム付き商品券の狙いとは

読者の皆様は、プレミアム付き商品券を買われたであろうか。

これは、新型コロナ禍で停滞した経済を回そうと

住民向けに各自治体で発行されているもの。

https://news.yahoo.co.jp/articles/ae4d6a4de4cace85d39cda9dd0fdf837b51ba17d

本来、資金決済法により商品券を発行するにあたっては

6か月以上の有効期限を設ける場合、供託金を納めなければならない。

しかし、このコロナ禍に当たっては、そのような余裕がないところが多い。

そこで特例措置として供託金制度を省略し、発行が可能になった。

 

新たな商店街復活も狙える?

 

プレミアム付き商品券は、自治体により幅があるが

1万円で1万2000~5000円の商品券を購入することができるもの。

キモなのは、これを使用できるのが、商店街や商店会といった

地元のまちの店舗に限られていることだ。

これを機に、コロナ禍で売り上げ低迷にあえぐ地域の店舗への消費喚起を

図ろうというわけであるが、もう一つこれまで郊外型大型店に取られた

客足を地元の商店街に戻そうという意図も垣間見える。

これまで、国や行政は「まちづくり三法」といって大型店の中心部への

出店を規制してきた。しかし、それでは郊外に大型店舗ができ

かつ中心部から郊外へ人の流れが変わったことで、大型店の出店を

抑制するどころか、むしろ中心部に人がいなくなってしまうという

結果を生み出してしまった。

もちろん、商店街の工夫ももっとあるべきだし

国の中心商店街活性化法といった、これまでの焼き直しのような

ものではなく、もっと抜本的な支援策が求められていた。

そこへコロナ禍である。全てがひっくり返り

地域店舗への大盤振る舞いといえる支援。単に販路支援だけではなく

一度商店街で買い物をしてもらい地元店舗の魅力を再発見してもらいたい

(リピーターの確保)という狙いがあるように思える。

幸い、全国的にこのプレミアム付き商品券は好評で、中には既に売り切れ

希望者多数のため急きょ、抽選となったまちもあるそうである。

商店街活性化につながれば一石二鳥といえるだろう。

 

石垣市では補正予算案が「流産」

 

一方で、そうスムーズにいかないまちもある。

沖縄県石垣市では、このプレミアム付き商品券にかかる補正予算案が否決された。

http://www.y-mainichi.co.jp/news/36667

1万円で1万5000円分の買い物ができるので、お得なのは間違いないのだが

低所得者層への配慮が足りないというのである。

今度は5000円分を無償配布するか1万5000円の商品券を購入するかの

選択制になったものの、これも人数によって格差が出るという意見があり

結局は否決になった。

このプレミアム付き商品券は、自治体によってまちまちで

販売方法も数も、プレミアムもバラバラである。

というのも、自治体の補正予算から計上し、そこから制度設計しているためだが

本来は国が補助すべき内容ではないか、ともいえる。

実は国は国で、「Go To キャンペーン」の一つに「Go To 商店街」を

予定している。つまり自治体独自の支援の後、第二第三の支援策があるということだ。

https://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/ks/ks-sub10/02_R2.7.27~29_GoToyravel_GoToevent_shotengaizigyou.pdf

逆に言うと、そうでもしなければ、この停滞した景気を浮遊させることは到底不可能である。

ダイナミズムな景気回復策が求められており、それらは切れ目のないよう

常にメニューとして用意されておくべきだ。

もちろん、利用してもらわないと意味がない。

ぜひ、皆様におかれては普段大型店舗を使っている方でも

今回は地元の店舗を利用していただき、まちの経済を回していただきたい。

 

選挙における勉強のススメ

僕は日本第一党選挙対策の責任者を拝命している。

そうであるからには、自分でも日々勉強の毎日なのであるが

支持者の方々が「勉強しようと思って手引書を買いました」と

教えてくださることがある。

もちろんとても喜ばしいことだし、その姿勢は

凄いことだと思う。ただ、いつのものを買ったのかな?と見ると

大変惜しいことに「平成20年」。

これは古いなあと苦笑する。多分ネット選挙のことは書いていないだろう。

とはいっても、当たり前である。僕も最初は本なんか読まないで

突然現場でやっていって、それから本格的に勉強をしたのだから。

 

大事な情報は些細なことでも伝える義務

 

さて、僕が良く読んでいるのは「〇〇選挙の手引」である。

ぎょうせいから発行されているもので、選挙制度研究会編集だ。

この「選挙の手引きシリーズ」は選挙があればその都度発行されるもので

なぜかといえば、公職選挙法政治資金規正法というのは

あまり話題にならないが、頻繁に改正されているからである。

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手引シリーズだけでも選挙ごとに出るから大変だ

最近の改正は平成28年

1、在外選挙人登録制度の見直し

2、選挙人名簿制度の見直し

3、同一都道府県内移転時の取り扱い

と、選挙権の根幹を為すものであるから、本来はかなり重要なはずだ。

メディア等で話題にならないのは、やはり関心が薄いからであろうか…。

それともメディアがそう勝手に判断して、大事な情報がうまく

国民に伝わらないからではないだろうか。

 

法が追い付かない選挙戦術

 

ところで、東京都知事選では桜井誠陣営はVR街宣を行った。

もちろん、史上初の試みであり

選挙管理委員会がかなり注目していたと聞いている。

「手引」でも、インターネットを使った選挙戦について

ようやく載るようになってはいるが、昨今の目まぐるしい

動きに対応してはいない。

都知事選の直前に

東京都選挙管理委員会に新型コロナで人を集めての選挙は

よろしいのか、意図せず集まった場合はどうすれば良いのか

聞いてみたのだが、回答はといえば

公選法自体が人を集めることを想定しているので、わかりません…」

であった。

それならばということで、桜井党首の街宣はそもそもなくなり

現地のほうでVR街宣というアイデアが生まれたのであった。

各メディアの注目の的となり、しかも著名人が次々と集まって

桜井党首と対談したものだから、選挙戦というより

毎日講演会をしていたように映った人が多かったと思う。

しかしこのご時世、わが党では積極的に感染防止に取り組んでおり

次の選挙も街頭での演説は少ないであろう可能性は高い。

ネットの力はどこまで通用するのであろうか、まだまだ未知数である。

もちろん、地方都市ではネットの力が限定的になることも考えなければ

ならない。その場合、ドブ板が王道なのであるが、もう一つ工夫が欲しい。

選挙というのはいくら勉強しても正解はなく、ゴールもない。

それでもアンテナを張って、常に新しい情報を仕入

それを候補者に速やかに知らせる必要がある。

あまり外からは見えないが、やることは山積みだ。

実際に体験した怖い話

毎日暑い日々が続いている。皆様は体調を崩されてなどいないだろうか。

納涼ということで、定番なのが怪談であろう。

実は僕はホラーが好きで、映画では断トツで好きだったりする。

特に好きなのが、スティーブン・キングジェームズ・ワン

キングでいえば「シャイニング」「IT」といった有名どころ

ジェームズ・ワンでいえば「死霊館」シリーズがとても好きだ。

ナイト・シャマランのように、自然現象だったり、奇妙な風習がベースに

なっている作品もおもしろい。

リアルでは経験したくはないが、見ている分には本当に大好きな分野である。

 

東北で屈指の心霊スポット「滝不動

 

リアルといえば、僕も若かりしころは心霊スポットによく行った。

自殺者が絶えないことで知られる八木山橋青葉区)にも行った。

山形県上山市にある「滝不動」は非常に怖かった覚えがある。

今回はその話を書いていこう。

この滝不動、読んで字のごとく山の中に滝があって、その滝に不動明王の像が

打たれているように鎮座しているのだが、不動明王の像が手にしている剣を

触ると呪われるという話があった。それにまつわる話はいくつもあって

曰く「母親が背負っていた我が子の首を誤って鎌で狩ってしまった」

曰く「滝に入水する人が後を絶たず、特に若い女性の幽霊が目撃される」

といった具合である。

それで地元に住んでいる友人にその話をすると

そいつはとても嫌な顔をしながら「絶対に行くな!」と止められたものである。

大学生時代、若さ溢れる僕は、大学で仲の良かった友人と、ネットで参加者を募り

結局3人でその滝不動に向かったのである。

時刻は午前4時前であったろうか。かみのやま温泉駅で待ち合わせて

もう一人の参加者(仮にAさんとしておこう)の方の車に乗り込んだ。

友人が助手席、僕が後部座席である。

不思議なことに、Aさんはなぜかアイスコーヒーの素を持ってきていた。

Aさんは滝不動のことを知っていたが、心霊スポットであると同時に

おいしい湧き水のスポットでもあることをネットで見つけて

どうせならアイスコーヒーを楽しむ会にしようと、「名目」を見つけていた。

 

狭く、街灯一本ない闇の道

 

滝不動は温泉で有名な上山市にあるが、温泉街から離れた山の中にある。

広い道路から一本山道に入ると、そこは街灯一本すらない真っ暗な道である。

しかもその道というのが、車一台通るのがやっとという状態で

車のライトを頼りに進むしかない。

対向車が来たらどうやって行き交うのだろうと不安になったものである。

ただ、きちんと舗装されている道路で、普段は利用されているのであるが

それは後述する。

狭くて暗い道をひたすら進んでいく。およそ20分ほど走ったあたりで

滝不動」と書かれた木製の看板がある。広いスペースがあり、そこに車を止めた。

看板のあるところはちょっとした崖のようになっていて

そこから石段で降りていく。途中には祠があったりして霊場の雰囲気が出ていた。

滝があるということは当然のことながら川もあるわけで、その水音がとても大きかった。

ただ、真っ暗なのでいまいち距離感が掴めなかった。明かりなどないのはわかっていたので

全員がライトを持ってきていたが、それも実に心細いほどであった。

石段自体はそれほど長くはなく、50段もなかったように記憶している。

石段を下り切ると、すぐそばに滝があるのが見えて

そのあたりを照らすと、話のとおり不動明王の像が滝行しているかのように

滝の壁に鎮座していた。目を引いたのが不動明王が持っていた剣である。

像は石像だったが、剣は銅製でかなり錆びていた。

しかも、滝壺をよく見ると何本もの錆びた剣が水底に沈んでいる。

これに触ると呪われるのか…と背筋が寒くなる思いがした時

Aさんが「じゃあコーヒーを飲みましょう」と紙コップを一人一人に

手渡し、アイスコーヒーの素を少し注いだ。

滝から落ちてくる水をコップで受け止めたのだが、思い返すと

手が届くほど滝が小さかったっけ?と疑問だったりする。

コーヒー自体はぶっちゃけ普通だった。

そんな時、友人のライトが突然消えた。「あれ、電池まだあるはずなのにな」

と訝しがる友人。「うーん、じゃあ暗いし、そろそろ帰りますか」と

帰ることにしたが、この時点で闇が迫ってくるような感覚に捕らわれ

足早に車に戻った。

 

不可思議な現象が襲った

 

 

じゃあ帰ろうと、Aさんは車を発進させたが、前述のように道が狭すぎて

転回ができないため、そのまま道を進むしかない。

地図では、そのまま進めば大きい道路に出られるはずだった。

しかし、少し走ったところで、僕は恐ろしい施設を見つけた。そこには

「〇〇斎場」と書かれていた。つまり斎場があるために道路が舗装されていたのである。

斎場を通り過ぎてすぐのところに、一際大きな「闇」が姿を現した。

そう、トンネルである。長さは200メートルといったところだったが

僕は、とても嫌な気配を感じていた。すぐ後ろにぴったりと「何か」が

くっついているような気配である。後ろを確認すれば済む。

闇だけが広がる、何もいないに決まっている。

だが、僕の本能が後ろを見てはだめだと必死に告げていた。

Aさんが突然「うーん、何か腕が痛いんですよね」と言い出した。

助手席の友人が「え、Aさんもですか?俺もなんすよね」と応じた。

何てことを言い出すんだこいつらは!と思った僕はしかし

腕に違和感を感じていた。それを口に出すことはなかったが。

とはいえ、トンネルを抜けないと帰れない。Aさんの運転する車は

トンネルの中に入った。

Aさんが「そういえば、ここで止まってクラクション鳴らすと何かありそうですよね」

と突然停車させた。すかさずクラクションを一回鳴らす。

…何も起きない。

僕はそれどころじゃなく、さっきから感じている背後の気配が段々強くなっているのを

感じて、「何もないですよ、もう帰りましょうよ」と促した。

拍子抜けした様子で、Aさんは車を発進させた。トンネルを抜けると

相変わらず道は狭くて暗かったが、背後の気配は一気に感じなくなった。

さらに数分走らせると、Aさんが「あれ?腕が痛くなくなった」といい

友人は「そういや楽になりましたね」と話していた。

僕の腕の違和感も大分楽になっていた。

すぐに道路は大きい県道にぶち当たった。ここまで来れば安心だ。

そこから待ち合わせ場所まで戻り解散となった。

自宅に戻ってから、参加者を募集したネット掲示板

「ただいま帰宅しました。お疲れ様でした。コーヒーおいしかったです」と書き

そのまま眠ってしまった。

次の日、友人は学校を休んだ。メールで聞いたところ

「すげえ熱が出た」とのことであった。

Aさんは無事に帰れて彼は社会人だったから普通に仕事に出たそうだが

その日の夕方であったろうか、「菊地さん、ネットに何かおかしい書き込みがあったんですよ」

とメールが来た。僕が帰宅した後「コーヒーおいしかった」と書いた掲示板である。

「何の書き込みですか?」僕は聞いた。

「確か僕ら、3人でしたよね」Aさんは当たり前のことを言った。

何でこんなことを言うんだ?訝しがりながらも掲示板を見る。

僕の「コーヒーおいしかったです」の書き込みの後

友人であろう「お疲れ様でした」との書き込み

その後、お住まいがわれわれより遠いAさんが「お疲れ様でした」と書き込んでいた。

しかしその一時間後にもう一つ匿名で「お疲れ様でした」と書き込みがあった。

誰かが二回投稿したのでは?と思ったが時間が離れすぎている。

「一体誰なんでしょう」とAさんは不安げだった。

友人の体調が戻ってから、このことを友人に聞いたが

大層驚いていた。そしてしばらく、心霊スポットに近づくことすら

拒否するほど、懲りていた。それは僕も同じだった。

それから間もなく、Aさんは体調を崩して仕事を辞めた。

Aさんとはそれからも何回か絡むことはあったが

決して心霊スポットの話はしなくなった。思い出したくなかったのだ。

僕はといえば、一人だけ無事…

ということはなく、少し経ってから交通事故に遭い、ケガはなかったものの

車を廃車にせざるを得なくなってしまった。

それから数年経って、新しい説が心霊雑誌に紹介されていた。

滝不動で最も危ないのは、実はその上にあるトンネルだ。なぜなら斎場があり

トンネルに死者の魂が集まってくるからだ」

もっと早く言ってほしいと心から思った。

以後、現在に至るまでホラー映画やテレビ番組は見るけれども

実際に行くことはなくなった。実際に何かを見たわけではない。

しかしあの恐ろしい気配と、立て続けに起こった腕の痛み

そして全員が災難に見舞われたことなどの不気味さ、恐ろしさは

経験した者でないとわからない。

やはり自分が体験するより、作り物を見ていたほうが楽しめる。

皆さんも心霊スポットで変なものを連れて帰ったり

「あてられて」体に不調をきたしたりすることのないよう

面白半分で行くことは厳に慎んでいただきたい。

もちろん、法律に抵触する場合もある。余計なトラブルも起こるかもしれない。

まさに「触らぬ神に祟りなし」である。