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安倍首相退場も、差別浴びせる石垣のりこ議員が炎上

安倍晋三内閣総理大臣が辞任を表明した。

本日行われた記者会見では、安倍首相が自ら自身の体調悪化について説明

持病の潰瘍性大腸炎が再発し、負託に耐えられない状態であることを明かした。

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会見で深々と頭を下げる安倍晋三首相(https://twitter.com/AbeShinzo/status/1299311797669773312より)

2012年に政権を奪還してから、現在まで3000日を超える長期政権。

歴代最長の首相在任日数である。

その間、何度も国政選挙が行われたものの、野党はついぞ安倍自民の

壁を崩すことができなかった。

一方で憎まれ役にされることも多かった。

SNSでは定期的に「#安倍辞めろ」のハッシュタグは作られるは

「あべしね」「お前なんか人間じゃない、叩き切ってやる」と

憎悪表現の的になったりと、踏んだり蹴ったりであった。

 

過失多い安倍政権であったが…。

 

もちろん、安倍首相にはそれなりの過失がある。

例えば消費税引き上げ、新型コロナ蔓延の引き金を引いたインバウンド。

憲法の改正がならなかったことなどなどである。

そのたびに、日本第一党は激しい批判を繰り返してきた。

従って、日本第一党にとっては安倍政権は不倶戴天の敵であった。

近いうち、国会で論戦を繰り広げることを楽しみにしていたのであるが

持病の悪化は、誰も止めようがあるまい。

本来であれば、議員も辞めて静養に専念すべきではないかと思うが

今後は一議員として活動を行っていくという。

後任が決まるまでは首相の職にあるということだが、敵将の去った敵陣は

寂しいことこの上ない。やはり、正々堂々と議論を戦わせてこその政治である。

 

石垣のりこ議員の差別表現が炎上

 

そんな寂しい気持ちに浸っている中

またかと呆れるような事件が起きた。

石垣のりこ参議院議員(宮城選挙区、立憲民主党)が

ツイッターで安倍首相を「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人」と

差別的表現を投稿し、大炎上の最中である。

https://twitter.com/norinotes/status/1299238780834988035

同じ立憲民主党所属の議員にさえ「人としてどうかと思う」

「人の心が残っているならすぐ消しなさい」と叱られる始末。

潰瘍性大腸炎は、国指定の難病であり、安倍首相がいくら

体調管理したところで再発する時はする。

ましてや病気になりたくてなる人はいないのであり

それを「危機管理能力がない」などと言われると

世の中のビジネスマンはどう思うだろうか。中には持病を抱えながらも

一生懸命仕事をしている人もいる。その人たちへの差別・暴言だとは

思わなかったのだろうか。人間性を疑うツイートで呆れかえる。

 

敵だからこそ、敬意を

 

僕は別に安倍首相を支持などしていない。むしろ安倍首相が在職中に

自民党に一杯食わせることができなくて悔しいくらいだ。

だが、志半ばで去らざるを得なかった人に対し、後ろから憎悪の言葉を

浴びせることが、本当に人情なのだろうか。

「ゆっくり静養してください」くらい掛けてあげるのがマナーではなかろうか。

誤解のないように申し上げておくが、当然のことながら

日本第一党は、決して手を緩めたりしない。全力で自民党政権にぶつかるつもりだ。

だが、例えば相手が敵でも、逆境にある時は気を遣うことも大事ではないだろうか。

僕の尊敬する鈴木貫太郎首相は、1945年4月に米国大統領フランクリン・ルーズベルト

死去すると、短波放送を使って弔意を表した。

作家のトーマス・マンが「日本に騎士道が生きていた」と感激して紹介したのは

有名な話である。

僕は鈴木首相のごとき、懐の大きさこそ大事なのではないかと思う。

とりあえず石垣のりこ議員は新入社員マナー研修でも受けてみることをオススメする。