安倍首相退場も、差別浴びせる石垣のりこ議員が炎上
本日行われた記者会見では、安倍首相が自ら自身の体調悪化について説明
持病の潰瘍性大腸炎が再発し、負託に耐えられない状態であることを明かした。
2012年に政権を奪還してから、現在まで3000日を超える長期政権。
歴代最長の首相在任日数である。
その間、何度も国政選挙が行われたものの、野党はついぞ安倍自民の
壁を崩すことができなかった。
一方で憎まれ役にされることも多かった。
SNSでは定期的に「#安倍辞めろ」のハッシュタグは作られるは
「あべしね」「お前なんか人間じゃない、叩き切ってやる」と
憎悪表現の的になったりと、踏んだり蹴ったりであった。
過失多い安倍政権であったが…。
もちろん、安倍首相にはそれなりの過失がある。
例えば消費税引き上げ、新型コロナ蔓延の引き金を引いたインバウンド。
憲法の改正がならなかったことなどなどである。
そのたびに、日本第一党は激しい批判を繰り返してきた。
従って、日本第一党にとっては安倍政権は不倶戴天の敵であった。
近いうち、国会で論戦を繰り広げることを楽しみにしていたのであるが
持病の悪化は、誰も止めようがあるまい。
本来であれば、議員も辞めて静養に専念すべきではないかと思うが
今後は一議員として活動を行っていくという。
後任が決まるまでは首相の職にあるということだが、敵将の去った敵陣は
寂しいことこの上ない。やはり、正々堂々と議論を戦わせてこその政治である。
石垣のりこ議員の差別表現が炎上
そんな寂しい気持ちに浸っている中
またかと呆れるような事件が起きた。
ツイッターで安倍首相を「大事な時に体を壊す癖がある危機管理能力のない人」と
差別的表現を投稿し、大炎上の最中である。
https://twitter.com/norinotes/status/1299238780834988035
同じ立憲民主党所属の議員にさえ「人としてどうかと思う」
「人の心が残っているならすぐ消しなさい」と叱られる始末。
潰瘍性大腸炎は、国指定の難病であり、安倍首相がいくら
体調管理したところで再発する時はする。
ましてや病気になりたくてなる人はいないのであり
それを「危機管理能力がない」などと言われると
世の中のビジネスマンはどう思うだろうか。中には持病を抱えながらも
一生懸命仕事をしている人もいる。その人たちへの差別・暴言だとは
思わなかったのだろうか。人間性を疑うツイートで呆れかえる。
敵だからこそ、敬意を
僕は別に安倍首相を支持などしていない。むしろ安倍首相が在職中に
自民党に一杯食わせることができなくて悔しいくらいだ。
だが、志半ばで去らざるを得なかった人に対し、後ろから憎悪の言葉を
浴びせることが、本当に人情なのだろうか。
「ゆっくり静養してください」くらい掛けてあげるのがマナーではなかろうか。
誤解のないように申し上げておくが、当然のことながら
日本第一党は、決して手を緩めたりしない。全力で自民党政権にぶつかるつもりだ。
だが、例えば相手が敵でも、逆境にある時は気を遣うことも大事ではないだろうか。
僕の尊敬する鈴木貫太郎首相は、1945年4月に米国大統領フランクリン・ルーズベルトが
死去すると、短波放送を使って弔意を表した。
作家のトーマス・マンが「日本に騎士道が生きていた」と感激して紹介したのは
有名な話である。
僕は鈴木首相のごとき、懐の大きさこそ大事なのではないかと思う。
とりあえず石垣のりこ議員は新入社員マナー研修でも受けてみることをオススメする。