白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

選挙における勉強のススメ

僕は日本第一党選挙対策の責任者を拝命している。

そうであるからには、自分でも日々勉強の毎日なのであるが

支持者の方々が「勉強しようと思って手引書を買いました」と

教えてくださることがある。

もちろんとても喜ばしいことだし、その姿勢は

凄いことだと思う。ただ、いつのものを買ったのかな?と見ると

大変惜しいことに「平成20年」。

これは古いなあと苦笑する。多分ネット選挙のことは書いていないだろう。

とはいっても、当たり前である。僕も最初は本なんか読まないで

突然現場でやっていって、それから本格的に勉強をしたのだから。

 

大事な情報は些細なことでも伝える義務

 

さて、僕が良く読んでいるのは「〇〇選挙の手引」である。

ぎょうせいから発行されているもので、選挙制度研究会編集だ。

この「選挙の手引きシリーズ」は選挙があればその都度発行されるもので

なぜかといえば、公職選挙法政治資金規正法というのは

あまり話題にならないが、頻繁に改正されているからである。

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手引シリーズだけでも選挙ごとに出るから大変だ

最近の改正は平成28年

1、在外選挙人登録制度の見直し

2、選挙人名簿制度の見直し

3、同一都道府県内移転時の取り扱い

と、選挙権の根幹を為すものであるから、本来はかなり重要なはずだ。

メディア等で話題にならないのは、やはり関心が薄いからであろうか…。

それともメディアがそう勝手に判断して、大事な情報がうまく

国民に伝わらないからではないだろうか。

 

法が追い付かない選挙戦術

 

ところで、東京都知事選では桜井誠陣営はVR街宣を行った。

もちろん、史上初の試みであり

選挙管理委員会がかなり注目していたと聞いている。

「手引」でも、インターネットを使った選挙戦について

ようやく載るようになってはいるが、昨今の目まぐるしい

動きに対応してはいない。

都知事選の直前に

東京都選挙管理委員会に新型コロナで人を集めての選挙は

よろしいのか、意図せず集まった場合はどうすれば良いのか

聞いてみたのだが、回答はといえば

公選法自体が人を集めることを想定しているので、わかりません…」

であった。

それならばということで、桜井党首の街宣はそもそもなくなり

現地のほうでVR街宣というアイデアが生まれたのであった。

各メディアの注目の的となり、しかも著名人が次々と集まって

桜井党首と対談したものだから、選挙戦というより

毎日講演会をしていたように映った人が多かったと思う。

しかしこのご時世、わが党では積極的に感染防止に取り組んでおり

次の選挙も街頭での演説は少ないであろう可能性は高い。

ネットの力はどこまで通用するのであろうか、まだまだ未知数である。

もちろん、地方都市ではネットの力が限定的になることも考えなければ

ならない。その場合、ドブ板が王道なのであるが、もう一つ工夫が欲しい。

選挙というのはいくら勉強しても正解はなく、ゴールもない。

それでもアンテナを張って、常に新しい情報を仕入

それを候補者に速やかに知らせる必要がある。

あまり外からは見えないが、やることは山積みだ。