白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

本当の「休暇」とは何だろう?

もう温泉に行きたい!

そう思いついたのは、仕事でてんてこまいになった合間。

インドア派で、休日はもう寝て過ごしたい僕ではあるが

意外と旅行は好きだったりする。特に、温泉めぐりが大好きで

突然思い立って出かけることもしばしばだ。

東北地方は温泉地がとても多いのが特徴の一つで

恐らく温泉に親しんでいない人はいないのではなかろうか。

お隣の山形県では、さらに身近な存在で、全市町村に温泉があるのが自慢だという。

山形に本社がある企業の仙台支店の支店長さんと話したりすると

よく温泉の話になるが、その時にほぼ必ず言われる自慢の一つだ。

だから、料金の面でも山形では日帰り温泉で500円程度で入れるのだが

仙台では700~800円はするから(公衆浴場などの施設が最小限のものはもっと安い)

よく山形に行って温泉に入って帰ってくることもある。

 

峩々温泉でネットをシャットアウト

 

僕が最近行ったのは7月末頃、峩々温泉といって、山形県との県境に近い

蔵王のお釜に向かう途中にある。温泉とついてはいるが旅館の名前である。

つまり山深い旅館であったが、とても素晴らしい経験であった。

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露天風呂は自然に囲まれていて、温度もちょうどいい

その時の模様を詳述する時が来るかもしれないが

温泉やロケーション、食事はもちろんのこと

談話室以外では、電波が圏外だったことがとても癒された。

普通は「電波が圏外って不便じゃね?」と思われるだろう。

僕も最初は「デイリーミッションできないじゃん」と嘆いていたのだが

ネットを使いたい時はWi-Fiがつながる談話室に行けばいいわけだし

何より、スマホの通知を全く気にしないということがいかに楽なことか!

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お茶やお菓子をいただきつつ、ゆったりと過ごす

だから、客室ではスマホを全然触ることなく、読書をして過ごして

談話室に行くと、電波が入って一気に通知が来るものだから、それはそれで面白かった。

そこで思ったのだ。

我々は休日でも、下手したら寝てる時でもスマホの通知を気にする。

それを強制的にシャットアウトする環境に身を置いたらどうなるか?

繰り返しになるが、好きな時に温泉に入り、客室で読書をして、気が向いたら談話室で

ウイスキーの「温泉割」を煽りながらゲームやSNSをやる。

僕にとっては望むべくもないような、まさに天国であった。

人によっては、もしかしたら苦痛に感じるかもしれない。

それほどまでに我々はネットに依存しているのである。

だから、何も考えずに、全てのスイッチをオフにして過ごすことこそが

本当の「休暇」なのではないだろうか。

正直、現在の自分のライフスタイルを今一度考えるきっかけになった。

ぜひ、癒される旅行をお望みの場合は東北にいらしてはどうだろうか。

それで、山奥の旅館でネット環境を遮断するのだ。

とても貴重な経験ができるはずである。

もちろん、コロナ対策をした上で。