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経済は回復しているのか?

決算時期で、多くの企業から決算がなされている。
また、日経平均が1万円台を回復したことから
わが国の経済は回復基調にあると思われる人も多かろうと思う。
しかしながら、そんなことは決してない。
確かに復興特需で忙しい企業も多い。
だが、それは震災以降事業がストップしていたこともあるわけで
消費自体は激減しているのが実態だ。
従って、決算短信をいろいろご覧になっていただければわかるが
大幅に売上高が上がった企業は少ない。むしろ激減している企業が多い。
にもかかわらず、純利益がプラスになったという企業があるのは
コスト削減ないしリストラに他ならないのだ。
大卒就職内定率も過去最低を記録しており、震災関連での倒産が相次いでいることから
どう考えても経済は停滞している。さらに、電力使用制限で
企業も業務の縮小を余儀なくされている。人材採用企業も極めて少ない。
雇用問題が浮上している中で、日経平均が1万円台に乗ったというのはどういうことか。
大量保有開示を見ればわかるのだが、外国人投資家、特に投資ファンドによる
株式の大量保有が目立つ。決して新株発行によるものではない。
つまり、日経平均が必ずしも実態経済を表しているとは
限らないということが言えるのではないだろうか。