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フィンランドで保守政党が大躍進

4月18日に行われたフィンランドの総選挙で
驚きの結果が明らかとなった。フィナンシャル・タイムズによると
同国の総選挙で、反EUを掲げてきた保守政党真のフィンランド人」が
現状の6倍以上の議席を獲得し、大躍進を遂げたのだ。
今回の総選挙で争点となったのはポルトガルへのEUによる金融支援に
フィンランドが参加するかどうかだった。
結局、支援には参加することになったものの、高福祉国家・グローバリゼーション
を推進してきた同国の保守勢力台頭は目を瞠るものがある。
もちろん、それには背景がある。95年にEUに加盟したフィンランドでは
グローバリゼーションを推進、ノキアなどの国際的企業を生み出し
北欧の巨人としてその名を轟かせてきた。
しかし、企業の海外流出、特に製紙業のダメージは極めて高く
失業率は8.4%となっているのが現状だ。
そんな中で「真のフィンランド人」は反EUのほかに
移民の流入にも反対の姿勢を貫いており、フィンランドの総人口530万人のうち
約2.5%に満たない外国人に対しても「強姦魔集団」「国民の税金にたかる寄生虫」と呼ぶ。
フィナンシャル・タイムズ紙では、この台頭に「EUに門戸を開きすぎると
自分たちの生活が危うくなるという、政府の苛立ちも含んでいる」と論評する。


この記事を見て、思ったんだが…。これって在特と同じじゃね。
いや、移民排斥をしないだけ在特のほうがよほど穏健だ。
在特会は合法的に、日本が好きで、かつ日本人と溶け込もう
そんで犯罪に手を染めないという移住者を排斥するものではありません。
それにしても、欧州における極右政党の潮流は本当にドミノ現象だ。
89年の東欧民主化を彷彿とさせる流れだな。
もちろんその流れは当然なものだ。結局のところ
なぜ国家が分かれるかといえば、文化や思想、信条の違いによるもので
それはどこかで必ずぶつかるものなのだから、よほど忍耐強い人でないと
到底我慢できないだろう。そしてこの流れはわが国でも下地ができつつある。