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FXの証拠金が規制されます

金融商品取引法がまた改正されて
外国為替証拠金取引(FX)の証拠金規制が8月1日から
制限される。
このFXは、いくばくかの証拠金を担保にすることで
何倍もの取引が可能になるというもの。
その倍数は「レバレッジ」というていわゆる「てこ」のことだ。
つまり、小さい力で大きなものを動かすという原理に
似ていることからつけられた。
例えば、レバレッジが200倍だとすると、1万円を証拠金として
預ければ、それを最大200万円の取引ができる。
従って、うまくやれば利益が小額で莫大になるわけだが
一方で、損もでかくなる。証拠金が不足すると、その分を
追証として収めなければならず、200倍のレバレッジで取引をして
10万円分損をした場合は、差額の9万円を納めなければならない。
言ってみれば、レバレッジ分の金をFX会社に借りていることになる。
しかもFX会社は手数料も多く取れるのでウハウハなわけだが
それはともかく、レベレッジをかけすぎて莫大な負債が生じ
破産する人も多いため、社会問題化していた。


それに対応するための今回の改正で
内容は、今年の8月1日からはレバレッジ分の2%分の証拠金を
預けなければ取引ができなくなり、最大レバレッジは50倍となった。
例えば、1万円を証拠金として預けた場合は50万円が最大。
来年からは最大25倍だから、さらに半分となる。
これは、無理な運用による自己破産を防いだり
実態の伴わない莫大な取引を規制することが目的である。
俺は、後者の実態の伴わない取引を規制することに大賛成である。
考えてみれば、実態のない取引はバブルになるし
経済発展の障害になる。人にも企業にも巾があるべき。
つまり身の程に合った取引を行うことで
06年くらいにあった、実態のない好景気を実態のある好景気に
できると思う。