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アーバンコーポレイションに前日の件で電話してみました。
前日の件というのは、2つあって、1つはBNPパリバとのスワップ取引が
7月に発表された内容とかけ離れていて、虚偽記載にあたるのでは、という件。
もう一つは、インサイダー疑惑の件だ。
電話は15時くらいにかけて、コーポレートコミュニケーション室の○○さんが
丁寧に対応してくれた。
俺「民事再生に至った要因は?」
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ア「業界の環境悪化に伴いまして、資金繰りが悪化していたのですが
出資してくれるスポンサー様を探したのですが、合意には至らず
このような結果に至りました」
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俺「その出資について、7月に出されたIR情報では単にBNPパリバへCBを発行し
300億円を調達するとなっている。でも13日に発表された報告では
実はスワップ取引で、BNPパリバにかなり有利な内容となっている。
これは、虚偽記載にあたるのではないかという指摘は当然あると思うが」
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ア「CB発行については、投資家様への報告義務はありますが、スワップ取引については
報告義務がありませんでしたので、CBのみの発表となりました」
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俺「しかし13日には、スワップ取引で報告を出している。
この契約は7月のもので、民事再生のあとに出すというのは後だしではないか」
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ア「スワップ取引については、報告の義務がありませんが
今回このように損失を出したということで報告を出しました」
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俺「ネット上では、どなたかは存じ上げないが、これを虚偽記載だと
認めた人がいるという情報があった。信用不安解消のためによかれと
思ってやったことでも、これはマズいのでは」
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ア「それを申し上げたのが、どの者かはちょっと存じ上げませんが、会社としては
虚偽記載ではなく、法的には問題がないと思っております」
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俺「これに関連して、取締役が辞任したこともこれに絡んでいる
という情報もあるが、原因は何か」
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ア「健康上の問題だと聞いております」
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俺「ここ数日間で、御社に対する売り注文が不自然に殺到している。
これは内部者取引の疑いがあるのではないか」
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ア「民事再生は13日の取締役会で決定されたもので、内部者による取引は
弊社ではございません」
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俺「広島銀行や関西アーバン銀行など、各取引先への債務の返済能力はあるのか」
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ア「個別には申し上げかねますが、何かを担保してその場をしのぐことはできます。
しかし、それですべてが解決するわけではないので大変厳しい状況です」
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俺「今後、御社の民事再生によって業界全体の風当たりが強くなっていくと思う。
特に広島県においてはキョーエイ産業やゴルフクラブの会社も破綻したが
広島県では、全国と比べても企業の業績は悪いのか」
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ア「申し訳ございません。しかしこれは広島県に限ったことではなく
全国的な流れになっていまして、業界の環境悪化は広がっていくと思います」
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俺「しかし、当方は宮城県だが不動産ラッシュといわれていて、不動産も
大変伸びてきている。地価も上がっているが」
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ア「個別的なことは存じ上げませんでした。申し訳ございません」
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俺「CBの件では、結構問い合わせは殺到しているのか。お盆休みも取れていないようだが」
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ア「殺到というか、結構…はい。この状況ですので」
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俺「債務整理が大変だと思うが、頑張ってほしい」
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ア「ありがとうございました」