白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日はタイヤを取り替えた後に特別にすることがなかったので
ブラザーフッド」を見た。いやぁ流石だね、チャン・ドンゴンは。
殺しまくり!デストローイ!こんなのありか?と目を疑いたくなるような
幸運ぶり。そこらへんは「ウインドトーカーズ」と変わらないからいいか。
問題は、アメリカだ。米帝。これがだな、映画中にほとんど出てないわけよ。
出たといったら戦車とか戦闘機くらいか?
そこはあれだ。『私が見た朝鮮戦争』とかいう本が出てる。
書いてる人は元韓国軍第一師団長だったから、その時の貧弱ぶりを臆面もなく
書いているところが軍人らしい。朝鮮戦争の緒戦で、韓国軍は北朝鮮からあっさり
負けて、釜山まで撤退した。その原因として①北朝鮮は中ソから武器援助を得られた
のに対して韓国軍は旧日本軍から鹵獲した武器弾薬、及びわずかな米軍の援助のみ。
②として、北朝鮮は韓国側と友好関係にはなかったにしろ、敵対していたわけでも
なかったから、不意を突かれた。
③として、李承晩大統領の独裁体制によって各地でデモ・テロが相次ぎ、政情は
不安定であった。
④当時、韓国軍正規部隊はわずか2個師団しかなかった。なので駐韓米軍が主に防衛に
あたっていたのである。

それにしても、北ばかりを馬鹿にしたような映画に見えるが、実は韓国軍も
多少なりとも国際法に違反することをやっていたんじゃないかということ。
これが大事。例えば、ハーグ陸戦協定では「俘虜の取り扱いについては人道をもって
行うべし」とあり、ジュネーブ条約では「捕虜を強制労働につかせてはならない云々」
と明記されている。ハーグ陸戦協定でも俘虜に関しては人道でもって取り扱うようにと
定めており、その上で所持品は機密文書以外捕虜の持ち物であると定めている。
さて・・・批准した何カ国がこれを守り、何カ国が守っているかな?