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原爆の「過ち」とは?

今日は、昭和20年に広島に原子爆弾が投下された日だ。
これは言うまでもなく、アメリカによる戦争犯罪であり
実はハーグ陸戦協定に報復の権利がある。
これは東京裁判においても追及されたことだ。
「もしキット提督の死が真珠湾空襲による殺人罪になるならば
我々は広島上空に原爆を投下した者の名前をあげることができる。
投下を計画した者の名前をあげることができる。
投下を計画した参謀長の名を承知している。
その国の元首の名前も我々は承知している。」
と述べたのは、日本側弁護人を務めたブレイクニー弁護士である。
報復の権利は、原爆が投下されてから3週間以内の出来事に適用されるので
BC級戦犯の中には、罪に問われない人々も大勢いたはずである。


さらに原爆死没者慰霊碑にある
「安らかに眠って下さい 過ちは 繰返しませぬから」
の文言にも違和感がある。投下したのは米軍である。
従って、過ちということにかんして米軍の過ちを問うべきであるが
アメリカではどうかというと、原爆が終戦を早めたといわれている。
しかし、ポツダム宣言が発表されたのは7月26日。
最低でもその前日の25日には原爆投下の大統領命令が下された。
すなわち、ポツダム宣言とは無関係に原爆投下は決まっていたのである。
さらに、帝国政府は6月の段階でソ連の仲介を模索していたのであり
それはスターリンより、トルーマンに伝えられた。
帝国政府は、この時すでに終戦を前提にした交渉を行っていたのである。
この時点で「過ち」なるものが日米どちらに存在するのか
容易に想像がつくというものだ。