しばき隊参加者逮捕、どっちがレイシストだ?
9月8日、日本人差別をなくせデモ実行委員会が主催する
「東京韓国学校無償化撤廃デモin新大久保」が東京都で行われた。
このデモにおいて、「レイシストをしばき隊」らが無許可で
道路を占拠し、デモ参加者に罵声を浴びせるなどの行為を
働いたが、参加者の首を絞めるなどの暴行したとして
警視庁公安部は、「男組」の住所不詳、自称自営業高橋直輝こと
添田充啓と自称介護士木本拓史を逮捕した。
これに対し、これまで「しばき隊は義勇軍」「在特こそ法の網に
かかりつつある」などと、散々擁護してきた有田芳生参議院議員は
コメントを出していない。
ただ、しばき隊の行為を「違法ではないか」と指摘したツイートに
「全然違法ではない」と返した同議員なだけに、デモ参加者への暴行を
犯罪行為と認識しているか、疑問が残る。
今回の逮捕をめぐって、しばき隊への批判はますます強さを増すことが
確実視されており、これまでしばき隊側へ好意的だった人も
「レイシズムに対して暴力を用いることは許されない」と
批判の声を上げている。
さて、まず最初に断っておきたいのだが
「在日韓国・朝鮮人の排斥〜」と報道されている。
だが、このデモにおいての趣旨は韓国学校の無償化反対であり
在日朝鮮人への排斥などではないことを明言したい。
また、在特会自体、排斥を掲げていない。
デモ参加者の中には、確かに朝鮮人や韓国人への憎悪を
隠さない人もいる。ただしそれは、あくまで個人の意見であって
会としての活動はあくまで「在日特権の廃止」である。
もちろん、韓国政府の度重なる反日政策に抗議することもあるが
民団や総連に関わっておらず、また共産党や社民党系などの団体にも
所属せず、日本社会に溶け込もうという朝鮮人への攻撃は容認していない。
「韓国では反日思想を抱いてきたが、日本に住んで大好きになった。
一生住みたい」という人を知っているが、その人に対して
「うるせえ帰れ!」なんて言えるだろうか。合法的に永住権を
取得し、まっとうな会社で立派に働いている人である。
そんな人たちを在特会は排斥しているだろうか。
逆に、もうレイシストと言われているんだし、本当に排斥しても
変わりはしないと開き直ってしまう恐れがある。
結局のところ、煽るだけ煽るのはマスコミやしばき隊で
自分たちのやっていることこそレイシズムではないか、という批判は
無視するのである。これでは、羊頭狗肉もいいところで
とんだ茶番であろう。無理かもしれないが、ぜひしばき隊側も考えていただきたい。