白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

そばがきとおばあさん

本日は晴れ、やや涼しい。
もうじき10月だ。あー、つまり
衣替えの季節だ・・・せっかくスラックスを買ったのに
今度はスーツを新調しないといけない・・・。
そんな事情もあり、もしかしたら10月度の大洗行きは
しんどいやもしれんわけだ。
スーツは、恐ろしいほど金がかかるから
本当はそんなにしょっちゅう買いたくないんだけど。


そうそう、この日僕はお昼を食べに近くの小さいそば屋に
行ったんだ。そこの存在は前から知っていたんだけど
実際行くのは初めてで、期待に胸を膨らませて行った。
ま、ものの見事に期待はずれだったんだけどね。
とはいえ、僕はそばが大好きなので、それなりにおいしくいただいた。


店はとても狭くて、10人も入れないような小さい店だ。
なので、昼時はとても混む。僕の向かいには、相席で
上品そうなおばあさんが座ったのだが
おばあさんはそばがきを注文し、僕は天ぷらそばを食っていた。
「950円とかでこんなかよ・・・」と思いつつ
食い終わって、一息つくと
件のおばあさんが、でっかい器に入ったそばがきを食べながら
「ここは私が持ってあげるから」
と言い出した。
え?何を突然?とびっくりしてしまう僕
「私の孫と同じくらいだから、持ってあげる」という。
いやいや!そんな突然お支払いいただくなんてとんでもない!
いいの!いいの!
と攻防戦を続けていると、店のおばちゃんが
「せっかくだから、甘えたら?」と割って入ったため
じゃあ、お言葉に甘えて・・・となった。
そこでおばあさんが語りだしたのは自身の身の上話だった。
自分は東京から引っ越してきて、仙台に詳しくはないけど
そばがきが好きで、ふらっと立ち寄ったこの店に
そばがきがあって、とてもうれしいということだった。
ぜひ、今度ご案内させてほしいという旨を伝え
御礼を申し上げて、その場を辞した。


思ったのは、ここがダメ、あれはダメというのはよく言えるが
僕がそう思うだけで、この店を愛する人にとって見れば
必ずしもそういうわけではないということだ。
結局、そのあたりは主観が入ってしまい、やむを得ないところでは
あるのだが。