白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

アドルフの画集」を見た。
まだ政治の世界に目覚めていなかったヒトラー
ユダヤ人画商に才能を見出され、交流を深めていく…。
のだが、ストーリーは…意外と残念なものだった。
役者の演技も、演出も実に訴えかけるもので、すぐ入り込めたのに
あの終わり方では、結局何も変わらないじゃないか。
「もしヒトラーが画家の才能があって、ユダヤ人と仲が良かったら?」という
謳い文句だったはずなのに、これは最悪な終わり方だ。
ぶっちゃけ、馴れ合いで良かったんじゃないかとも思うんだが。
だって、あれはヒトラーの半生とその作品によって構成されている。
だから、ユダヤ人はすげーいい暮らししてたとか、政治的な面はあまり
関係ない作品にならなきゃいけないんじゃないか。
そう、政治もユダヤ人も、あくまで外的要因に過ぎない。
この作品では、画家ヒトラーとしての内的要因に触れなければ
ならなかった。
ヒトラー最期の12日間」は内面の葛藤をとてもよく描いているし
それはヒトラーを取り巻く参謀や秘書たちにもよく表現されているんだ。