白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

某サイトで、「私は自殺を考えたことがあった」との記事を
ハッケソした。だが私は考えるどころか、未遂をやったことがある。
高校1年の頃、精神的に耐久しきれなくなった俺は、数日前から
自殺を決行することにした。計画では、薬物と割腹の両面で
やるつもりだった。そこで、まず遺書を作成していた。遺言状が
有効になるのは15歳からであり、それを計算に入れていた。
私の所有物を事細かく記載したのであるから、どんな工房だった
のか今でも疑ってしまう。
さて、用意したのはオキシドールとハサミだった。カッターが
なぜか見つからなかったが、最終的にはそれで命拾いした。
なぜなら、ハサミで手首を切ってみたら、切れ味が悪く割腹を
諦めたからである。オキシドールはジュースと割って飲んだ。
それからハサミで手首を切り続けた。腕が血まみれになった頃
急に意識が薄れ始めた。こんなもんか、あっけねえなと思った。
が、気付いたら朝だった。死ななかったのである。
それで、親に気付かれないように腕を袖で隠して、何もなかった
かのように友達と登校した。その途中、俺の様子に気付いた友人
は、どうしたのか尋ねた。私はこうなったら隠すまでもないと
考え、傷口を見せて「やっちまったよ」と言った。
その途端、友人の表情が変わった。「お前何やってんの?馬鹿
じゃないの?何かあったら無理すんなよ、俺に言え」と言われた。
私は終始無言だった。ただありがたかった。
時々、私が学校を欠席すると、プリントを持ってきて連絡事項
を伝えてくれた。だけど私は、その友人に何も言えなかった。
今年の夏、その友人が仙台に帰ってきていたので、飲んだ。
そこで、「あのときはありがとう」とやっと言えた。
今でも、そいつは親友だと思ってる。