白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

アメリカ大統領選挙の予備選いわゆるスーパーチューズデーの開票が始まったのだ。
バラク・オバマ氏が13州を制してリード。
ヒラリー・クリントン氏が8州制している。
ところが、これで勝利かと言えばそうではない。
民主党の予備選は、直接投票ではなくて地区代議員による投票で決まる。
代議員は州によって人数が違うわけで、その州の比率に応じて票は分配される。
例えば、50人の代議員がいて、オバマが50%得票したら25人配分されるわけだ。
だから、10人くらいの小さい州で100%取っても、50人の州で30%取るより少ない。
従ってオバマが13州制したといっても、代議員得票で見れば
クリントンが783人、オバマが709人(CNN)で、まだヒラリーがリードしている。


民主党のセオリーというのがあって
予備選では民主党員向けにリベラル志向で呼びかけ
本選では共和党員向けに保守志向で呼びかけるというセオリーだ。
ところがヒラリーはそれを完全に打破して、予備選から思い切り保守で行った。
あのニュート・ギングリッチと共同で法案を提出したり
上院軍事委員会でいろいろやったりしとるし。
だからヒラリーはキャリアは十分あるだろう。理論派で、堅実に物事をこなす人だ。


オバマは、理想主義者と見られがちだ。
黒人系大統領は初めてだし、父親がムスリムなので
グローバリズムの観点からは非常に適任といえる人物だ。
最も、父親がケニア生まれなので奴隷移民ではない。
ムスリムの話も、実は無宗教に近かったらしいしな。
それはともかく、オバマは演説の名手というもっぱらの評判だ。
ヒラリーのように雄弁に語るのではなく、一言一言かみしめるように話す。
これがキング牧師の再来といわれる演説なのかい。