白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日は大雪。かなり冷える。
何でも列島上空に10年に一度の寒気が居座っていて
大雪を降らせている模様。我々は、そんな寒さに対抗するため
熱いラーメンを食べにいったり、温泉に入りに行ったりしました。
山辺温泉は、保温効果が抜群なので有名なのです。
そんな山辺温泉、久々に行ってみましたら新しくなっちゃって
凄く綺麗になっているではありませんか。
ここは食塩泉なので、非常に塩辛いのです。
それに黄色い。色の度合いも源泉によって違うわけですから
2つほど引いている山辺温泉には2種類の温泉があることになります。
露天風呂もこじんまりとはしておりますが、かなり気持ちが良くて
雪見風呂というのは非常にオツなものでありました。
山辺町名物といえば
「やまべ牛乳」であります。山辺町の各所にて好評発売中。
私は山辺に来るたびに「やまべ牛乳」を飲みます。特にコーヒー牛乳。
まろやかで実にうまいんだこれが。撮影してみました。
山形で生活していても、もう来ることはないだろうなぁと
多少感傷的になりながら、一口一口味わって。
それにしても。
夜が更けてから雪はますますひどくなって、これはさすがにマズいと
思うようになりました。さすがは10年に一度の降雪。
今年の1月もドカ雪でしたが、それを上回るかもしれないほどの降雪です。
恐らく雪降ろしでもかなりの事故が相次ぐのではないでしょうか。
明日が不安です。


目下のところ、友人から「ワイルド・スワン」を借りて読んでいます。
これは確か文革のお話で、被害に遭われた方の自叙伝。
まぁ国家主席が死ぬくらいの騒ぎだから、一般国民は推して知るべし
というふうなくらいでして、実に3000万人が犠牲になったとの由。
連合赤軍のリンチ事件はそのミニチュア版でしょうか。
気に食わないのがいれば「革命的精神が足りない」と言いがかりをつけて
殴る、蹴るの暴行なわけです。それが国家規模で起きたわけですから
有能な人がどんどん死んでいく。テクノクラートの評判が高かった劉少奇
その補佐役だった〓小平も、中国建国の英雄だった彭徳懐
産業の基盤となるべき多くの人々がありもしない罪名を着せられて消えて
いったのです。周恩来総理は毛沢東のお気に入りだったために
有能な閣僚の中でも生き残ることができました。
しかしながら秘書が大幅に減らされたり、紅衛兵に尋問されたりして
強圧的な執務妨害をされたわけです。実はそれが中国の運命を救うことに
なりました。というのも、紅青ら4人組の専制に嫌気がさした毛沢東
周総理に「小平同志はどうしてる」と暗に復権を促したのです。
周総理は直ちに強制労働に駆り出されていた〓小平の復権を実現
4人組との対決を打ち出したのです。
しかし毎日の激務に、ついに周総理は倒れます。
紅青は、入院している周恩来を会議に呼び出したり、治療の妨害を
したことがわかっています。
周恩来が力尽きた後、大々的に葬儀が営まれました。
民衆は周恩来の業績を讃え、天安門広場に集まりました。
そこで事件は起こったのです。民衆の中から怒号が上がりました。
「紅青、帽子を取れ」
周恩来の棺を前にして帽子をとらない紅青に対して中国民衆が激怒しました。
怒りの矛先は遂に悪の元凶へ向けられました。これが第一次天安門事件といいます。
日本では、こういう報道はされない。日中記者協定があるからです。
でもそれは、ジャーナリズムに対する挑戦だと思いませんか。
共産主義自己批判の精神は、自己を高めるためではないのでしょうか。