感染続く新型コロナウィルス。挙国一致で拡大阻止を
世界中で猛威を振るい続けている新型コロナウィルス。
国内においても、2月25日にわが国政府が「対策基本方針」を決定し
その発表に従って、イベントの中止や延期が相次いでいる。
今や訪日外国人観光客(インバウンド)の需要は期待できない。
わが国政府は、被害を受けた宿泊業者への支援や、終息後も出てくるであろう
風評被害への対策についても講じる必要がある。
とはいえ、そのためには新たな予算措置が必要である。
国会では未だに桜を見る会問題をやっている。
平時では、「まーたバカやってんな」と呆れるくらいで終わるのだが
この非常事態で何をやっているのか。挙国一致で新たな感染の阻止や
検査体制の充実を図るべきである。
イランでは保健次官が感染
恐らくは、感染した人の中では最も高官になるのではないか。
イランの保健省で24日に行われた記者会見。イラジ・ハリルチ保健省次官が
終始汗を拭き、時折せき込む様子が映し出された。
イラン保健次官、記者会見でしきりに汗を……新型ウイルス感染が翌日判明
実はハリルチ次官、その後に検査を行ったところ陽性となったのである。
現在、同次官は隔離され、療養しているが、軽症のようである。
政府高官でさえこうだ。
政府職員であっても常にリスクにさらされているのが現状だ。
確かに、感染しても重症化するのは20%に過ぎないが
基礎疾患が悪化して危険な状況になる場合もあるし
これから何らかの変異を遂げないとは言えない。
思い切った対応策が必要
呆れかえるのは、口では「自粛を」だの「延期を」だの言っている永田町の
お歴々が、自分のパーティーとなると盛大に行う点だ。
羊頭狗肉とはこのことだろう。こんなことで封じ込めができるとは
到底思えない。思い切って、最小限の人員以外はテレワークにするといった
試みを「義務化」してはどうか。それくらいの施策を行わないと
どうやら、わが国では「無理をしてしまう」ようである。