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アメリカよりも長い企業がたくさん!日本の老舗

7月4日といえば、アメリカ合衆国独立記念日だ。
独立宣言が1776年であるから、国家としての歴史は
実はまだ240年に満たない。
一方のわが国では、創業240年なんてのは
ごろごろとある。
上場企業の中で最古の企業は、中堅ゼネコンの松井建設(東京都)で
1586(天正13)年。
続いて住友金属鉱山(東京都)の1590(天正18)年である。
あれ?住友財閥ってこんな時代からあったの?と思われがちだが
実は、1590年は蘇我理右衛門が銅の精錬を手掛ける「泉屋」を
創業した年なのである。この理右衛門には住友政友の妹が嫁ぎ
2人は義兄弟の関係となった。
それ以来、住友家は鉱山業で莫大な富を築き
さらに金属加工業、商業などでも利益を上げた。
この住友家は、わが国最古の財閥と見なされており
世界最古?ともいわれているようである。


民間調査会社の東京商工リサーチによると
老舗率(全体の企業数に占める老舗数)でいうと
3大都市圏を除いた都道府県でトップは愛知県で5.5%。
次いで新潟県4.0%。東北地方でトップは山形県の3.0%である。
また、民間調査会社の帝国データバンクの調査によれば
企業が長く続いた要因として、効率性よりも安全性を重視し
長年の信用と技術をもとに新たな事業に転換することも
企業が生き残る道だとしている。
国家の歴史よりも長い企業がゴロゴロしているわが国の
企業風土は、目先の利益ではなく長期的なビジョンをもとに
成り立っているのである。


東京商工リサーチ
全国「老舗企業」調査 〜 創業100年超は2万7,441社、北海道が急増 〜
http://www.tsr-net.co.jp/news/analysis_before/2012/1220895_2004.html