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アジアのアルコールマーケット

かなり久方ぶりだった。
大変申し訳無い。ま、実はこれ書いているの27日です。
というメタい発言はさておき。


さて、この時期になると
こたつであったまりながら燗でいきたいものである。
これが実にオツなのだ。
ところで、酒といえば11月4日の日経にアジアのアルコール市場のデータが載っていた。
とてもおもしろかったので、ご紹介したい。


アジアのアルコール市場は、2013年現在で4644億ドル。
そのうち、首位は圧倒的に支那で、実に1951億ドル。
3分の1以上を占めているのである。
支那でのシェアトップは華潤創業で、21.7%。次点に青島ビールで15.7%。
ちなみに青島ビールは、アサヒグループHDが20%出資している。


ところで、わが国は支那に次ぐ第2位で1125億ドル。
シェアはアサヒ、キリン、サントリーの順だ。
とはいえ、わが国のアルコール市場は縮小傾向にある。
主力のビール消費量が減少傾向にあるためだ。


実は、アジア主要国で唯一国産メーカーが上位を
独占しているのもわが国の特徴である。
他の国では、ほとんど日系か欧州メーカーが入っている。
例えば、フィリピンで圧倒的シェアを誇る「サンミゲルビール」は
キリンが48%出資しており、オーストラリア・ニュージーランドでトップはキリンである。
韓国のトップメーカー、OBビールは投資ファンドKKRが買収している。


こうしてみると、アジア主要国ではわが国のメーカーがかなり強いことがわかるが
欧州系のメーカーもなかなかに強いのだ。
マーケットシェアは2017年には5871億ドルに成長すると見込まれており
日系企業の更なる進撃に期待できる。