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加美町を巡る!

今日の神崇連活動は、比較的被害の少なかった大崎・加美町です。
古川ICから加美町に向かうためには、県道163号線を南下する必要がある。
163号を南下すると、右手にあるのが寶龍神社だ。

手前にあるのが明神鳥居なのだが、奥にあるのが神明鳥居。
つまり…どういうことだってばよ?
それは多分、祭神に関係あるんじゃないかなと思う。

右側に、伏見要害公民館がある。
ということは、地名で考えればこのへんに城館があったものと
考えられるが、それはともかくとして
由来・縁起等一切不明である。そこで、田尻にある寶龍神社に
ヒントを求めると、祭神は豊玉彦命になっている。
豊玉彦命はワタツミとも言われ、海の神様として有名だがスサノオとも同一視されることがあり
そちらがわの意味合いで勧請されたと考えるのが合点がいく。
ちなみに、神明鳥居だったというのはワタツミもスサノオイザナギイザナミの2神から
生まれたため、神宮との関係からなのだろうと推察できる。


次に行ったのが中新田の八幡神社だ。
中新田城跡に建立されたもので、わかりやすいと思う。

立派な明神鳥居である。
右側には大崎氏の祖である斯波家兼の像がある。
なぜか名生城跡が大崎氏の居城と思われがちだが
現在では中新田城が大崎氏の居館であったろうという説が有力である。

拝殿自体はさほど大きくはない。鳥居のほうが立派って…。
ここに八幡神社がある理由は極めて簡単に推察できるだろう。
斯波氏の宗家である足利氏の氏神八幡神であることや、武家から多くの信仰を
集めたために建立されたということもあるだろう。
実際、大崎氏は八幡神社をいくつか建立しているのである。