白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

ついに日経平均二番底の可能性

今日の日経平均終値が9520円で-380円で
今年最大の下げ幅となった。
これは、先日のNYダウの大幅安に影響されたものである。
その大幅安の原因というのが、米雇用統計が基準を下回ったこと
そして、またしてもユーロ圏内での火薬庫ができたことだ。
火薬庫というのは…
ハンガリーだ。与党幹部が「ギリシャのようになる可能性は否定できない」
との発言から、ハンガリーもヤバいんじゃないか?
という狼狽を生んだ。ハンガリー財政赤字ではあるんだが
GDP比3.8%。ギリシャよりは低いが…。


ソニーは、ハンガリーのブルーレイ生産工場の閉鎖を発表。
12月までには閉鎖し、従業員約540人を解雇する。
生産拠点はシンガポールに集約するというのだが
ハンガリーからシンガポール?何だか不自然だな?


ユーロ圏の懸念材料はまだある。
メキシコ湾原油流出事故による英国のBP社の対応も
原因がある。原油流出は止められないし
補償や損害額は、マジやばい。社会的な責任も果たしていないという
批判も当然大きいため、同社の業績はやはりやばそうだ。
ちなみに、このBP社は石油メジャーの一つで
08年12月期の売り上げは3670.53億ドルで
世界でも第4位だ。第3位はウォルマートだぜ。


この株価急落だが、ダウがまた下がっているところを見ると
反発はなさそうだな…。
してみると、200日移動線を抜けてくるかどうかというのが
注目されるところだ。200日移動線とは、40週の株価移動線
によって、買いか売りかを分析できるという
テクニカルの一種だ。計算すんのが面倒なので、証券口座なんか
持っていると、実は自動で表示してくれるツールが提供される
ところもあって、まぁ便利といや便利だ。
とはいえ、テクニカル分析を俺は信用していない。
計算が面倒だというのもあるが、株式市場の本来の役割は
投資家が、どういう会社かを調べた上で、応援してやろうという
気持ちから投資すべきだと考えているから。
話がズレた。
とにかく、明日の反発がないということになれば
明後日の反発に期待したいところだが、反発したらしたで
モーニングスター社が懸念しているように
「ヤレヤレ売り*1」が広がる可能性もあって、今週のマーケットは
まったく期待できないとのことである。まったく同感だ。
俺が機関投資家なら、株式市場から資金を引き上げて
とっくにブラジルあたりの債券に回してるところだ。

*1:株価の急落により、売るに売れない投資家が、株価の反発に乗じて保有株式を売り払うこと。やれやれ、値が戻ってきたか…という心情から付けられた。