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Gyaoにフジ、日テレが出資「放送・配信業の協業関係強固に」

ネット映像コンテンツ「Gyao」を展開する株式会社Gyao(本社東京都新宿区、川邊健太郎社長)
に対して、株式会社フジテレビジョン(本社東京都港区、豊田皓社長)
日本テレビ放送網株式会社(本社東京都港区、細川知正代表取締役
の両社が出資することでGyao並びに
同社親会社のヤフー株式会社(本社東京都港区、井上雅博社長)と合意した。
Gyaoへの出資内容は、フジテレビ・日本テレビがそれぞれGyaoの株式7.0%を取得し
更に業務提携として、フジテレビはGyaoへの「フジテレビOnDemand」の出店。
日本テレビは映像事業への全般的な協業の検討を行う。
そのため、Gyaoの株主構成はヤフー51%、USENが49%だったのが
出資後はUSEN保有比率を引き下げ、ヤフー51%、USEN35%、フジ、日テレがそれぞれ7.0%となる。


Gyaoは元々、USENの事業本部の一つであったが、08年10月に株式会社Gyao
新たに設立し、インターネット動画部門を独立させた。
しかし、USENの度重なる営業赤字が続いたこともあり、Gyaoがヤフーと
合弁化するに伴って、USEN保有していたGyaoの株式51%をヤフーに売却。
そのため、Gyaoはヤフーの連結子会社となった。


今回の出資合意は、ヤフーが独自の動画サイトを持っていないメディア各社へ
参加を呼びかけたものという見方が多くあり、一見小規模な事業に見えるが
これにヤフーと親密な関係にあるソフトバンクが参加する場合を考えると
メディア各社による総合的な動画サイトが構築される可能性は一気に現実味を帯びてくる。