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「夏目友人帳」を見た。
これは、あやかしや妖怪が見えてしまう能力を持ったがために
親戚中をたらい回しにされて、ひたすら孤独に耐える高校生・夏目が
祖母・レイコの友人帳を発見してしまったがために
それを狙う妖怪や、名前を返してほしい妖怪などと時には戦ったり
時にはその妖怪の悩みを解消してやったりして、次第に心を開いていくもの。

これ、実にいいね！
ジブリアニメ化されてもいいくらいだと思うぞ。
俺はこういう日常世界の中にある非日常世界というのが好きなんだ。
例えば「マトリックス」なんかそうだよな。
それに、これは民俗学的にも面白い現象だよ。
結局のところ日本人というのは神、カミというものと無縁でいられないのだが
それが最も希薄になったはずの現代で、実はこういった非現実な
作品が出てくる。
これは要するに、日本人の中で再びアニミズム信仰が盛んになっているのではないか。
そうだとすると、環境意識の高まりの中で非常にマッチした考え方だろうし
文化・自然遺産に対する保護の意識も高まってくるといいなぁ。