白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日は晴れ、暖かい。
さて、昨日新幹線を完全に逃して途方に暮れるところだったところを
緊急に高速バスを手配して帰ってきたのだが
すげえ空いていたので、むしろ気の毒に思えてきた。
高速バスって収益力が極めて低そうだ。
単価の割には乗員2名の人件費+燃料費+高速代
と、いろいろなことでコストがかかる。むしろ赤字だ。
だからこそ、こういうところは定期なり回数券で最初に利益を回収する。
こうすることで資金に余裕を持たせ、多少の赤字ではビクともしないように
してあるわけだが、当然集客が低いと赤字が累積し、債務不渡りで
とんでもないことになる。債務不渡りは1回目で要注意先となり
2回目で破綻懸念先として融資はストップされる。
貸してくれるのは新銀行東京くらいしかなくなるというわけだ。
しかも、コスト削減ということで最初に削られるのは人件費だ。
そうして、違法な業務も遂行せざるを得なくなる。
違法な業務というのは、乗員が1人で運転すること。
俺が乗ったとこは2人だったが、1人だと、交代ができない。
一般的には自動車の連続運転は1日4時間と厚労省で定められている。
1日の運転は1日8時間以内だ。
そのため、運行経路によっては交代要員が1人いることになっているのだが
人件費削減でそれをしないバス会社も多い。そのため運転手は超過勤務で
疲労し、ついには事故を起こして最悪死者も出る。これは簡単な論理だ。
なぜコスト削減で人殺しが許されるのだろうか。
人件費を削減したとしても、従業員に理解を得た上で減給やボーナスカットを
するべきだ。それも、労働環境の改善なりを約束し、週何時間以上は勤務させないと
いう約束を交わした上でだ。
それで理解を得られなければ辞めてもらう。それは仕方ないことだからだ。
そうすれば、会社の現状を理解し、まぁ少しは我慢してやろうと
思う従業員もいてくれるはずだ。


そんなことを思いつつ、俺はつかの間の眠りについた。
朝方、仙台に到着。
そして帰宅すると、わずかばかりの仮眠を取り
そしてそのまま取材へ。
その取材も1時間以上待たされたし
終わったのは21時で、本来終わる予定だったのが17時だから
4時間の延長だな。
終わった頃、俺はなぜかテンションが高かった。