白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

ダーウィンの悪夢」を見た。
ケニアに、ヴィクトリア湖というでかい湖がある。
そこには、外来種ナイルパーチが大量繁殖しており
在来種がほぼ絶滅してしまっているが、このナイルパーチ
非常に美味だということで欧州や日本に輸出され、漁業関係者の生活は潤った。
しかし、パーチを欧米に積んでいくためにヨーロッパから
やってきた飛行機の中から、とんでもないものが…。


これは、明らかに先ほど書いたフェアトレードの必要性を実感させるものだ。
地元の住民はほとんどが貧しい暮らしを強いられていて
パーチなくして生活は成り立たないということだが
これは何というか…自分達というより大変だ。


それから「ジャマイカ楽園の真実」を見た。
これは、IMFがどれだけアメリカをはじめとする先進国の言いなりで
グローバリズムの名のもとに自国の利益を優先するようになったかというもの。
これは確かに問題だと思うのだが
IMFつまり国際通貨基金は、慈善事業ではないということ。
要するに国に世界銀行から融資をするわけだ。発展途上国なんかはすぐに飛びつくが
発展途上国ほど信用リスクが高い。もちろん利子も高いけど。
そこで、少しでも信用リスクを軽減するために、発展途上国への注文をつける。
ここの売り上げをもっと上げろとか、生産量を上げろとかね。
そうしないと、発展途上国はお金が返せないから。
で、そのために労働者は安い賃金で、重労働。
儲けるのはIMFさ。
さらに、グローバリズムの流れの中で、こんなことがある。
自由貿易主義を高らかに謳いあげていたアメリカだが
実際、輸入品に関しては品種によってかなりの関税をかけて保護している。
これ日本もWTOに提訴しているけど、発展途上国だったらどうよ。
外国産の安い作物が売れるのは当然で、自国の製品はどんどん圧迫されていく。
結果、格差が発生する。で、国自体が立ち行かなくなる。
立ち行かなくなるから、IMFに融資してもらう。でも、返済するためには
相当厳しいことしないと無理。だけど、主要な製品は輸入物に取って替わられていて
収益は上げられない。もう悪循環。
そこでやむを得ず、破格でGMの工場とか、ネスレのチョコレート工場とか
タックスヘイブンとして使われ、国は外資系産業に食われていくのさ。
本当にこういうことって許されると思うかい
俺はまるで大航海時代に戻った気分だ。
何で一部の金持ちのために何百万、何千万の人が苦しまなきゃいけないのか。
IMF潰して北欧とかで新しく作れば安心じゃね?