白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日は雨。冷える。
昨日は汗が出るくらいだったのに
今日はなかなか冷えますな。
さて、スウィングボーイ様が仰っておられるように
東北の経済状態はどうなのよ?ということを考えてみましょう。
東北流通経済局の調査によると今年2月現在
青森県の大型小売店の売り上げ前年比
全国平均は−2.0%なのに対し東北は−2.5%
うち青森は全国の平均的な水準を維持しております。
今年は降雪が多かったので、除雪製品、防寒用品を中心に
持ち直しが見られた他、身の回りに必要な生活用品が持ち直しています。
コンビニの利用量は、大雪が相次いだため客足は重く
且つライバル店との競合で逆に多くが消耗する形となりました。


さて、有効求人倍率ですが
新規で建設業・サービス業が増加しており前年を上回っています。
しかしながら東北では約0.8倍であるのに対して
青森においては約0.5倍と、低調であることは否めません。
また、そのうち建設業が46.9%を占めていること
サービス業が28.4%であることなども含めて、求職者への門戸が
狭いことでは前年と変わりがないということが言えます。
*1


しかも青森県財務事務所による景気動向調査によると
企業調査のすべての産業において「下降」が確認されました。
全産業では32.5%の下落で、前年度の16.5%を大きく上回っています。
これが全国だと製造業の場合は0%であり、ほぼ横ばいに推移している
ことが確認できました。ただし非製造業は8.7%の下降であり
全国的に現状は下降傾向にあります。
また設備投資の面でも青森は18年度は下降の見通し。
経常利益・売上利益は増益・増収の見込みで
全産業前年度より31.9%の増益が見込まれます。


従って、青森県の企業景気は回復の兆しが見られるものの
それが求人に結びつく結果に至る例はそれに反して少なく
人件コストに対する不安が根深く残っている状態であるといえます。

*1:尚、青森労働局による今年2月現在のデータであります。