犠牲者が35人。そのような中でまさかの動き
わが国の犯罪史上において、ワーストとなった
京都アニメーション放火事件。28日、医師による
懸命の治療も空しく、35人目の犠牲者が出てしまった。
ネット上では、有名な監督が亡くなったことを惜しむ声や
逆に無事が確認されたことに胸をなでおろす声が聴かれる。
だが、いかに優秀な監督であろうと、それを支えているのは
スタッフであることを忘れてはいけない。
35人の皆さんは誰一人として欠けてはいけない人材だったのだ。
制作現場にスタッフ復帰。ファンからは悲喜交々
ところで、その京都アニメーション。実は既に制作を再開していることが
話題となっている*1。
海外からは「彼等を尊敬する」「働き者だ」と驚愕する声が見られる一方
「日本はやはりハードだ」「回復にはもっと時間が必要だ」と疑問を呈する声も。
一方「仕事を再開するのは治療にも役立つ」と言う指摘もあった。
実際、何かの作業に没頭することは他のことを考えずに済み
少しずつ仕事に復帰することは、社会の接点を持つ意味で
非常に役立つ。コミュニティーの接点がなくなることが
一番本人にとって良くないことなのである。
まさかの予定通り公開作品。そこに込められた意味は…。
僕も「さすがに早すぎるんじゃないか」と思わないでもなかった。
2019年9月6日に公開予定の「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」
についても流石に公開はムリなはずだと思っていた。
だが、まさかの「予定通り公開」が公式からアナウンスされたのである。
これを聞いた時の僕の衝撃といったら、表現方法がわからない。
彼等は命を懸けて作っているんじゃないか。作品に魂を込めているんじゃないか。
そこまでして完成する作品…それが「京アニ」のメッセージのはずだ。
そもそもヴァイオレット・エヴァーガーデンは、人の心や人生といった
メッセージが随所に盛り込まれている。今回の事件へのメッセージを
どこかで感じることができるのかもしれない。
いずれにせよ、事件後初の作品。皆さんに語り掛けるものがきっとあるはずだ。
ぜひ、多くの方に「京アニからのメッセージ」を読み取ってほしいと思う。
2020年1月公開の「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の特報