京アニ放火で死傷者数十人。世界中のファンがショック
本日、アニメーション制作大手の(株)京都アニメーション(京都府宇治市)で
火災が発生し、20人を超える尊い命が犠牲になった。
さらに35人が重軽傷を負い、治療を受けている。
火災が発生したのは、京都死市伏見区にある同社スタジオ。
本日10時35分頃、同社従業員およそ70人がいた同スタジオに突然男が乱入した。
男は「死ね」と叫びながらガソリンのような液体を撒き
火をつけたという*1。
火はあっという間に燃え広がり、煙は空を覆うほどで
消防隊による懸命の消火・救出作業にも関わらず
多くの被害を出す大惨事となってしまった。
火をつけたとみられる男は、複数に火傷を負ったことから
病院に搬送され、治療を受けているものの重体だという。
なお、所持していた免許証から関東に住む41歳の男性と判明したもようだ。
女性が活躍するヒットメーカーが…
アニメ制作会社の中でもヒットメーカーとして知られる。
2020年1月には「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の公開も
予定されている。
待遇が悪いと問題になっているアニメ業界の中で
同社は「人材育成がしっかりしている」「女性が多く産休・育休が取りやすい」
といった意見が見られる稀有な企業だ。
その中で起こった本日の凶行。
「本日、京都で発生した放火殺人事件では、多数の死傷者が出ており
あまりの凄惨さに言葉を失います。お亡くなりになられた方のご冥福を
お祈りいたします。
負傷された皆様にお見舞いを申し上げるとともに
一日も早い回復をお祈りしています」
と述べた。
さらに、海外のアニメ配給会社の「センタイ・フィルムワークス」は
京アニの支援を行うため、クラウドファンディングを立ち上げた*2。
22時現在で目標額の50万ドル(5400万円)に迫る46万ドルを突破している。
そのほかにも、多くの著名人やファンらが本日の痛ましい事件に心を痛めている。
思い返す「聖地巡礼」の素晴らしい時間
僕も「けいおん!」の時から京アニのファンで、映画「聲の形」で泣き
「劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン」の公開を楽しみにしていた。
素晴らしい時間を過ごした。「あの名作が生まれたのはここか!」と
思ったら、ここは本社だったわけだが。
しかし京アニショップでは店員のお兄さんが親切にしてくださったり
さすが天下の京アニ、とご満悦だった。
そのようなわけで、僕も今回の事件は非常なる怒りをもっている。
もし犯人が目の前にいたら、100回殺しても飽き足りないくらいだ。
まずは被害者のケアと事件の全容解明を
若手ながら、次々とヒット作を手掛けている(今回、山田監督は無事だったという)。
新進気鋭の若い、素晴らしいスタッフが非業の死を遂げてしまった今回の事件。
支援の手は必要だが、お金で解決できるものではないだろう。
失ったスタッフは、もう戻ってこない。どこもそうだが、特にクリエイティブな
業種は、それぞれの個性が作品に宿っている。それが生き生きと躍動し
私達に感動を与えてくれたのである。
京アニに復活を求めたいのはファンならだれでも思うであろう。
だが、あまりに酷なことが起きてしまった。
今は、ケガをされた方の回復を祈り、犠牲となった方のご冥福を祈るほかない。
そして、犯人はなぜこのような凶行に及んだのか、徹底的に捜査してもらいたい。
改めまして、今回の事件で犠牲になられた方のご冥福をお祈り申し上げ
被害に遭われた方、犠牲者のご遺族に心からお見舞いを申し上げます。
合掌