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持田製薬が100周年、老舗に学ぶこと

製薬中堅の持田製薬株式会社(東京都新宿区、持田直幸社長)は5月13日、創業100周年を記念して
配当を行うことを発表した。1株あたり3円(10月に株式統合を行う場合、期末に15円)を上乗せする予定。
同社は、1913年に持田商会薬局(創業者、持田良吉氏)として創業。
わが国で初めてとなる注射薬の開発を手掛けた。
大東亜戦争最中の1945年4月に持田製薬株式会社を設立。
それ以降、循環器や皮膚科など幅広い領域の薬品開発を行ってきたほか
1983年には、財団法人持田記念医学薬学振興財団を設立し
医療・福祉の最先端技術への積極的な学術研究を行ってきた。
現在では、全国10カ所に支店を構え、39カ所の営業拠点を持つ、国内有数の製薬メーカーとなった。
東日本大震災では、栃木県大田原市の本社工場が被災。
5月まで操業停止に追い込まれ、約30億円の損害が出たものの、災害時に医薬品は必要不可欠であることから
製造工場の委託も行い、一部薬品は4月から出荷再開するなど、商品の安定供給に尽力した。
また、2013年1月には、元社長の持田英氏(現社長、持田直幸氏は甥)が創業100周年を目の前にして逝去。
不幸が重なったものの、5月13日発表の平成25年決算短信では、売上高が900億円に迫る892億円と前年比3.5%の増額。
肺動脈性肺高血圧症治療薬の販売承認を申請するなど、成長を続けている。
持田社長は13年の年頭あいさつで「これを一つの通過点ととらえ
中堅企業ならではの機動性・スピードに重点を置き、医療ニーズ・健康ニーズに応え
持田製薬グループならではの価値ある製品を継続的に創出し
皆様の健康・福祉に貢献するとともに着実な成長を遂げたいと考えています」
と抱負を述べた。薬価改定や医療費財源不足により、厳しい状況にある医薬品業界だが
その中でも老舗企業の同社が、持続可能な企業づくりにまい進し
これまで培ってきたノウハウを後世に残していってほしいものである。


ところで、老舗企業とは何をもって言うのだろうか。
民間信用調査会社の帝国データバンクは、老舗の定義を創業100年以上ととらえている。
一般的に、企業の平均寿命は30年といわれているので、かなりの長さである。
下記サイトによると、08年現在でわが国における老舗の企業数(創業100年以上)は約2万社だそうである。
http://www2.ttcn.ne.jp/honkawa/5407.html
これは、例えば江戸時代まではわが国には会社法がなく、株式会社が存在しなかった。
それを企業としてとらえるのかどうかという点
また、合併など企業再編を行った場合や、企業体制が変わった場合は継続しているといえるのか
という点などがあり、それらを含むかどうかによって数が変わってくるからである。
帝国データバンクによると、日本一老舗が多い地域は山形市旅篭町だそうだ。
最上家が治めた山形藩の時代から、商人のまちとして発展していたこの地域は
羽州街道の要衝としてしられ、旅籠が多かったことから旅籠町と名づけられた。
現在では山形新聞(1876年創刊)、丸八やたら漬け(1885年創業)、小嶋源五郎本店(1897年創業)など
さまざまな業種がこの地域に息づいている。
なぜこの地域に老舗企業が多いのか、などについては
下記、帝国データバンク山形支店のレポートを参照いただきたい。
http://www.tdb.co.jp/report/watching/press/pdf/s110801_16.pdf#search=%27%E5%B1%B1%E5%BD%A2%E5%B8%82+%E8%80%81%E8%88%97%27
大東亜戦争オイルショックバブル崩壊リーマンショック東日本大震災
多くの壁をクリアしてきた企業は数多く存在する。これらの企業に学び
これから起こり得る経済的困難に備えたいものである。