白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

残念なことだが、大手自動車・半導体企業において
どうやら派遣切りだとか、人員削減が相次いでいるようだが。
パナソニックは人員削減するのかどうかが実は注目している。
というのは、松下電器松下幸之助はこのように言っている。
「ここは持久戦や。明日から生産は半分。けど従業員は1人も減らさない。
 給料も今までどおり全額支給。その代わり、休日返上で在庫を売る」
これは昭和恐慌で経営危機に陥った松下電器が、絶対に人員削減はしないと明言した
ことで、逆に従業員のモチベーションが上がり、危機を乗り切ったという例。
パナソニック松下幸之助イズムから転向するのか、踏襲するのか目が離せない。


「工場で粉塵が出るようなものを作るなんて従業員がいなくなる、君は人殺しか!」
これは本田宗一郎の言葉だけど、彼もまた人こそが会社の宝だと考えていた。
また、彼はこうも言っている。
「やっている者が感動できないようなモノは、他人を感動させられない」
仕事とは、長年やっていると慣れてくる。それがマンネリを生んでしまうが
常に感動していると、仕事は飽きない。
そんなホンダは、今期で490人の人員削減を行う。
本田宗一郎はどう思うだろうか。


さらに、野村ホールディングス中興の祖である
奥村綱雄は、このように言っている。
「カネのことなんて考えんほうがええ。カネの計算ばかりしてたらつまらん人間になる。
 ええ仕事をすれば、カネは後からついてくる」
下方修正なんぼだのと、考えてリストラやらするより
いい仕事をすることを心がけよ。今の経営者にはとても真似のできない芸当である。
そんな野村。ロンドンで1000人規模の人員削減を行う。