白雉日報社公式ブログ

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一連の金融不安。これは日本でも実体経済に深い影を落としているが
専門家の意見として、リーマン・ブラザーズが救済されていれば
それほど大きな不安にはならなかったのでは、といわれている。
つまり、リーマンの破たんにより連鎖倒産が起こった。
さらに日本法人の破たんにより、債券を保有していた企業が回収不能。
銀行が貸し渋りの強化に乗り出すきっかけにもなったからだ。
では、なぜリーマンは救われなかったのか。
実はある疑惑が存在する。
まず、アメリカ政府の財務省高官にゴールドマン・サックス出身者が多いとしたら
どうだろうか?
例えば、財務長官のヘンリー・ポールソンは99年から05年までGSの会長兼CEOだった。
そしてさらに、財務次官補のニール・カシュカリもGS出身
ブッシュ大統領首席補佐官ジョシュア・ボルトンもGS出身
02年から04年まで補佐官を務め、現在ニューヨーク連邦銀行の取締役を務める
スティーブン・フリードマンもGSの会長だった。
ちなみにカシュカリは「AIGへの支援は米金融システムの安定化に向け必要な措置だ」と述べた。
AIGには1500億ドルの支援を2回に分けて行っているという丁寧さだ。
では、どうだろう。
AIGのCEOであるエドワード・リディも実はGSの取締役だった。
さらにGS出身者のスザンヌノラ・ジョンソンAIGの取締役となっている。
ただの偶然だとどれほどいいことか。
さらに、シティグループロバート・ルービン会長も実は90年にGSの会長を務めている。
ルービンは財務長官の経験もあって、アメリカ政府に強い影響力を残している。
さらに、銀行業界大手のワコビアが国有化される際にCEOとなったロバート・スティールも
またGSの副会長
を務めていた。
では、多くのGS出身者の取り巻きに囲まれている人物は誰だろうか。
そう、オバマ政権で財務長官に内定しているティモシー・ガイトナーだ。
ガイトナーはニューヨーク連邦銀行で総裁の地位にあるが
国債の責任者にGS出身者のウィリアム・ダドリーを起用したほか
リスク分析の責任者にはGSの取締役E・ジェラルド・コリガンを起用。
これには、ガイトナーを見出したのがジョン・ホワイトヘッド元GS会長であるともいわれている。
これも偶然だといいのだが、JPモルガン証券のM&A責任者に柴田優氏が就任したが
彼もまたGSで金融法人担当
を務めている。
さらに日本ではGS出身者でマネックスグループ松本大社長が挙げられるが
マネックスグループシティグループの子会社である日興シティグループの子会社
つまりシティグループの孫会社にあたる。
さて、もう一度言おう。リーマンは銀行持ち株会社移行の請願を行ったが
却下された。故に破産申請せざるを得なかった。
一方、AIG、GSはすぐに支援を得ることができた。
これに恣意的なものを感じるのは俺だけだろうか。