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「ラストキングオブ・スコットランド」
を観た。これは2007年のアカデミー賞で主演男優賞にフォレスト・ウィテカーが
輝いたという割には作品自体は有名ではないという。
まぁ簡単なあらすじは、スコットランドの若い医者が、海外医療派遣で
ウガンダにやってきた。そこで新たに政権を握ったイディ・アミンと出会う。
というもの。
この作品は、人間の心理の隙というのを見事に描いていると思う。
主人公は、実はアミンの独裁に手を貸しているという自覚がなかった。
実際医者の仕事はしっかりやっていたし、アミンの仕事も
言われて仕方なくやっていただけ。肩書きも変わらなかった。
ところが、アミンの側近がどんどん消されていって
他に誰もいなくなると、自然と主人公が政権に参与していることになってしまった。
はっきりいって、俺も主人公の立場になるタイプだww
「他にいない」「国のために頼む」「君だけが頼りだ」
そんなこといわれたら、悪い気はしないよな。
独裁者って皆そうだけど、こいつアホだろwってくらい大ポカするのに
そう見せない、カリスマ性みたいなのがあるよね。
ウィテカーは凄い表現できてた。
ちなみにあの主人公。
何で亡命という選択肢を選ばない!?