白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

今日の河北新報は何と3面に渡って原油高だった。
河北って、そんなに原油に敏感だったっけ?なーんてな。
100ドルはマズい。
それもこれも、全部投機筋が悪いんだ!
とメディアではかなり叩いているが、ちょっと待ってほしい。
実は今回は、それに加えて、ナイジェリアの政情不安が煽っているらしい。
その上、アメリカでプールしてある原油残高が減少するらしい。
そのために、供給不安が広がっている、ともいえるかもしれない。
だが、本当の悪者はどいつだ?俺達は探さなきゃいかんだろう。
何しろ、灯油売りの業者から受け取った明細を見て内心舌打ちしたり
ガソスタ店員の「30リッター入りましたー!」の声にイライラしたり
そんなことしたくないもんな。俺達が灯油のことで憂慮すべきなのは
灯油が切れた時に、誰が入れるかということだけで十分なのさ。
とにかく、今主犯格に挙げられているのはヘッジファンドの連中だ。
こいつらは、リスクをヘッジ(回避)するからヘッジファンドというのだが
例えばソロス・ファンドやサウジアラビアン・オイルカンパニーといった
原油高でどんどん空売りしていこうなんて連中が多い。
そしてそして、また中東戦争みたいなことをやろうてなやつがいる。
OPECだ。
OPECは、中東戦争イスラエルフルボッコにされるやいなや
すぐさま西側諸国に禁輸措置をちらつかせた。
そのために、日本では石油ショックが起きてバブルはすっかりはじけちまった。
このOPECの議長、ムハンマド・ハミリ氏だが、こやつは何と言ったか。
「我々は適正だというが、消費者は高すぎるという。これが産出国と消費国の違いだ」
と勝ち誇ったように言ったのさ。
そして、1年間で10倍にもなった原油価格についても適正と言い放った。
そんな状況に嫌気がさしたかどうかは知らんが、新日本石油原油先物に参入した。
願わくば、ミイラ取りがミイラにならないように。