白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

聖地巡礼のつもりが、アニメのまちだった…。

今日はちょっと東京に行ってきた。
もちろん、遊びにいったわけじゃないんだけど
時間があったので、いろいろな聖地めぐりをしてみようというわけ。
そんなわけで、「がっこうぐらし!」の聖地を巡礼してみたら意外なことがわかった。



がっこうぐらし!とは、ニトロプラス原作のコミックを原作とする
アニメで、学校で生活している学園生活部の日常を
ユーモラスに描いている。
…そう思っていた時期もありました。
がっこうぐらし!」なのだから、件の学校はどこかというと
どうやら横浜市周辺のようだ。
もちろん、舞台となっているのはそこだけではなく
みー君がいたショッピングモールは錦糸町
そして、今日行ったのは練馬だ。
練馬は初めて行ったんだけど、秋葉原から結構遠い。
山手線で20分くらいかけて池袋に行き、西武池袋線練馬駅に着く。しめて30分くらい。
ここはどのシーンかというと


第3話でめぐねえが通り過ぎるだけなのだが
非常に特徴的なまちなみである。
ちょうど赤い車が通ったので、比較に華を添えてくれているね。
僕が撮影している時、隣で別の人も撮影していたので
結構有名なスポットらしい。


この練馬はまた、「四月は君の嘘」の聖地でもある。
2014年10月から放送されたアニメ作品だ。
実は練馬区はアニメを生かしたまちおこしを行っている。

ここは練馬区文化センター、自販機にプリントされている。



ここは練馬産業プラザなのだが、イベントスペースやギャラリー
インフォメーションコーナーなどがある。



中にはパネルや資料集、物販コーナーがある。
つい最近放送が終了したアニメ「実は私は」の舞台でもあり
紹介ビデオが放送されていた。同作品の上映イベントもここで行われた。
物販コーナーでは、舞台を紹介するパンフレットのほか
クリアファイルの販売も行っている。3種類だけというのがいささか寂しいが
どうやらここでしか売っていないもののようだ。
話を聞いてみると、アニメ作品の舞台として売り出し始めてから
観光客が増えたのだという。特に遠くから来街する人が増えたそうだ。
例えば?と聞いたところ、「関西とか…」とのこと。
実際、練馬区はのどかな住宅街で観光スポットといえば「としまえん」ほどである。

10月17、18日には「練馬アニメカーニバル」というイベントが開催される。
主催は練馬アニメカーニバル推進連絡会。練馬区や同観光協会といった行政
西武鉄道東映アニメーションジェイコム東京といった民間企業
一般社団法人練馬アニメーションといったTMOが連携して開催するのは
極めて理想的な形であろう。
なお、今回は声優の種田梨沙さんが出演するそうである。


練馬は何と、ジャパンアニメーション発祥の地として知られ
アニメ関連会社が90社も抱えている「アニメのまち」なのである。
そこで練馬区も「練馬区地域共存型アニメ産業集積活性化計画」を策定
国際ビジネス支援、作品製作支援、アニメ文化普及事業、人材育成支援、地域産業連携事業
を柱として、平成26年度事業まで取り組みを実施した。
産学官が連携して、組織づくりを行い、事業スキームを策定するという流れは
アニメを生かしたまちづくりが全国的に広がっている昨今、モデルケースとしては
極めて最適といえる。
本計画がどれほどの成果を上げたのか非常に気になるところであるが
アニメ誘致にこれほど熱心なのは、純粋に羨ましい。
地方から東京に来てアニメといえば、秋葉原や池袋などに行ってしまうが
実際にまちづくりの側面からアニメを見ようとするのであれば
練馬は隠れたホットスポットといえるのではないだろうか。