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酒田の神社!

山居倉庫は酒田市の米穀取引所として明治26年(1893)につくられた。
酒田港は大昔から日本海における海運の要衝だったから
必然的にここに物資を集積する必要があった。
今でも、この山居倉庫には全農やまがたが事務所を構えている。
そんでもって、ここにも神社がある。
「山居稲荷神社」といい、明治26年創建と新しい神社だ。

ここは、山居倉庫をつくった時に、酒田酒井家の太郎稲荷と
徳川家の禎祥稲荷を合祀した。稲荷神社はウカノミタマを祭神としており
五穀豊穣にご利益があるから、非常にぴったしな神様といえる。
さらに、商業の神様でもある。酒田市の豪商・本間家も崇敬していたと考えられるが
本間家は日枝神社の寄進を行っている。
日枝神社の祭神は、大国主大神であるため、皇城の鎮としても有名だ。
また、農業・商業の神様としても崇敬されることがあるようだ。

町奉行所跡地に鎮座する開運稲荷神社。
本当に稲荷神社が多い。海運といえば、酒田港は北前船が有名で
京都まで物資を運び、貿易を行っていた。
南下すると、もう一つの日本海側拠点である新潟港があるが
こちらは、外国との貿易も盛んであったようだ。
長岡藩が武器商人のスネル兄弟から武器弾薬を買い付け、荷揚げを行っていたのが新潟港で
東北戦争においては、北陸道を進む薩長軍と長岡藩との間で激しい攻防戦が繰り広げられた。
最終的には、新潟港を抑えられたことで、長岡藩の敗北は決定的となったのだが。