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湯田川温泉の神社

湯田川温泉の鎮守でもあるのが由豆佐売(ゆずさめ)神社だ。
ちょうど温泉街を見下ろす裏山にあって、辺り一帯は
樹齢を重ねた杉林が並び、厳かな雰囲気が不思議な感じだ。

この神社は、白雉元年(650)の創建と伝わり
延喜式内社の出羽国田川郡「由豆佐賣神社」とされている。
石鍬が秋田城と飽海郡神宮寺に石鍬が降り、凶兆の徴だと奏上されたという。
それ以降、この神社は同温泉の鎮守として代々地元の領主に崇敬されてきた。

拝殿は安永年間(1775年頃)につくられたものとされており
建築様式には、密教寺院の影響もみられるそうだ。
荘内といえば修験道の聖地でもあるから、そういうところは珍しくない。
ただ、この時は雪がまだ多く残っていて、歩くのも一苦労だった。