白雉日報社公式ブログ

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日本人も犠牲になった米国同時多発テロ

本日は、2001年に米国同時多発テロ事件が起こった日である。

イスラム過激派「アルカイダ」が米国の複数の民間航空機を

ハイジャックし、そのうち2機がワールドトレードセンターへ

1機が米国国防総省に突入し、1機がピッツバーグ近郊に墜落した。

特にワールドトレードセンターは110階建ての高層ビル。

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2機目が衝突した瞬間(「平成28年警察白書」)

多くの世界的な企業が入居するこのビルは、上層階に多数の人が

取り残され、救助が難航するなか、北棟と南棟2つの棟が倒壊し

民間人や消防など約3000人が命を落とした。

極めて悲しい事件であり、世界中に衝撃と恐怖を与えたのである。

 

邦人は24人が犠牲に

 

もちろん、わが国も無関係ではない。

一連のテロで、24人の邦人が犠牲となり

ご遺体が確認されたのはわずか9人に過ぎない。

旧富士銀行(現みずほFG)が12人と圧倒的に多く

中央三井信託銀行が3人

野村総研が2人

西日本銀行(現西日本シティ銀行)が2人

ユーロブローカーズが1人

キャンター・フィッツジェラルドが1人

ピッツバーグに墜落したアメリカン航空93便には大学生が

北棟に突入したアメリカン航空11便にはSGIの関係者1人が

それぞれ搭乗していた(「第169回参議院質問答弁書」、銀泉保険コンサルティング「米国同時多発テロ事件について」)。

犠牲者の方々がいかに恐怖と闘いながら、それでも何とか生きようと

努力していたかは想像に余りある。

 

テロのない、安心・安全な国づくりを

 

今でもテロの恐怖は身近にある。わが国では1995年オウム真理教による

地下鉄サリン事件が、1974年には東アジア反日武装戦線による三菱重工爆破事件が

発生している。いずれも死傷者は甚大である。

このようなテロをいかに防げば良いか、安全保障上の大きな課題だろう。

改めて犠牲になられたすべての方に追悼の意を表する。

そしていつか必ずや、テロなど起きない

安全・安心な国づくりを進めていくことをお誓いしたい。