白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

人の心はままならない、だがおもしろい

先日、散髪に行った時のこと。

マスターの姿が見えないので、奥さんに聞いてみたところ

離婚したのだという。びっくりした。何でまた急に!

とよくよく聞いてみると、金銭感覚や生活の状況に

かなり雑なところがあり、さすがに我慢できなくなったという。

いやあ、心底驚いた。それで僕が散髪に行っているお店は

奥さんが一人で切り盛りしていることになる。

もちろん奥さんの言い分が全てだとは思っていない。

ただ奥さん一人に苦労をさせている状況なのだから

ある程度はマスターに落ち度があったことも察せられた。

それで何とも人のダークな部分を見せつけられた感じだった。

 

文字情報ではなく、直接対話が大事

 

今日仕事で、業界歴30周年を迎えたという、とある社長さんとお会いした。

「感謝しかないねえ、うちの従業員はいつも頑張ってくれているから

何か恩返しをしたいんだけど…給料上げるかな、でも断られるんだよね」

と、照れ臭そうに、それでいて誇らしい感じが伝わってきた。

感謝、感謝と強調するものだから、僕も自分のことのように嬉しくなり

ちょっと涙ぐんでしまったほどだ。

人の心というのは、まことに分からないものである。

ネット上…というかツイッターを見ればどこでも必ず、対立と罵声の嵐だ。

もちろん、膝詰めで談判すれば、実は誤解だったパターンが多く

実際に普段対立している人と話し合ったら、話がわかる。

じゃあ落としどころを探っていきましょうよと、そんな経験もあった。

文字情報だけをみても、感情がこもっていないから

当然誤解が生じやすくなる。リテラシーだの、文章の書き方だのもあろうが

人の心はどこで何に反応するかわからない。だから画一化できないのである。

僕はその数日で極端なネガティブな部分とポジティブな部分を垣間見たわけで

人というのはままならんものだなあと感慨に浸ったりしている。

人間万事塞翁が馬、だからこそ人生というのはおもしろいとも言えようか

どうも僕は、不確定なものを楽しみたい性格であるらしい。

それも最近気づいた。まったく、ままならないものである。