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偉大なる平成から新たなる令和への承継


退位礼正殿の儀

 

畏くも天皇陛下におかせられては

ご退位の礼正殿の儀をお務め遊ばした。

安倍晋三内閣総理大臣より

天皇陛下におかせられましては、皇室典範の定められるところにより

本日をもちましてご退位されます。平成の30年。

『内平らかに、外成る』この思いのもと、天皇陛下と歩みを進めてきました。

この間、天皇陛下は国の安寧と国民の幸せを願われ

一つ一つのご公務を心を込めてお務めになり

日本国および日本国民統合の象徴としての責務を果たしてこられました。

わが国は平和と繁栄を享受する一方で、相次ぐ大きな自然災害など

多くの幾多の困難にも直面しました。そのような時、天皇陛下

皇后陛下とご一緒に国民に寄り添い、被災者の身近で励まされ

国民に明日への勇気と希望を与えてくださいました。

本日ここに、ご退位の日を迎え、これまでの年月を顧み

いかなる時も国民と苦楽を共にされた天皇陛下の御心に思いを致し

深い敬愛と感謝の念を今一度新たにする次第であります。

私達はこれまでの天皇陛下の歩みを胸に刻みながら、平和で希望に満ち溢れ

誇りある日本の輝かしい未来を創り上げていくため、さらに

最善の努力を尽くして参ります。

天皇・皇后両陛下には、末永くお健やかであられますことを願って止ません」

と国民を代表して上奏した。

 

天子様のお言葉ありがたく

 

天皇陛下におかせられては、安倍総理大臣の言にお答えし

今日をもち、天皇としての務めを終えることになりました。

ただ今、国民を代表して、安倍内閣総理大臣の述べられた言葉に

深く謝意を表します。

即位から30年、これまでの天皇としての務めを

国民への深い信頼と敬愛をもって行い得たことは

幸せなことでした。象徴としての私を受け入れ

支えてくれた国民に心から感謝します。

明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを

皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを

祈ります。

とお言葉を述べられた。

 

上皇上皇后陛下は赤坂御所にお住まいに

 

1日より、いよいよ令和が始まる。

東宮殿下におかせられては、天子にご即位され

剣璽等承継の儀は10:30~

即位後朝見の儀は11:10~

を予定。一般参賀は4日10時より1時間ごとに行われる。

なお、即位礼正殿の儀が行われる10月22日も国民の祝日となる。

また、上皇と御成りになった陛下は、赤坂御所にお住まいになり

「仙洞御所(せんとうごしょ)」と称する。「仙洞」とは

上皇陛下を仙人にたとえて称されたのが最初で

菅家文草嵯峨院譜に

老鶴もとより、仙洞の駕 

 とある。略して「仙院」ともいい

お住まいになる場所をそのまま「院」とも称したのである。

もちろん、譲位遊ばしたといはいえ、全くご公務がなくなるわけではなく

親しく国民へお言葉を賜る時はあるであろう。

そのため、上皇上皇后陛下に伺候する「上皇職」が置かれる。

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嵯峨院がお住まいとなった大覚寺。(出所 https://www.daikakuji.or.jp/

本来、この職は「院司(院庁)」と呼ばれた。嵯峨天皇がご譲位になって

嵯峨院にお住まいになったことをきっかけに、伺候する役人が必要というので

設置されたのが始めである。

なお、さらに次代の天子は、現在の皇孫殿下でいらっしゃるから

秋篠宮親王殿下は皇嗣と御成り遊ばし、その間、皇太子殿下は

空位になるわけであるから、東宮職は停止となる。

このように、代替わりをするというのは、国民はもちろん

行政や政府も大きく動くのである。

これもまた、新時代への準備であり、必要不可欠である。

しばらくはご即位の関連行事が控えている。

我々もまた、天子様へのますますの忠勤が求められるであろうし

私自身、そのつもりである。

この先はまったく未知の時代であり、深山幽谷を歩むがごとしだ。

しかし、天子様を奉じてこの新しい時代を切り開くことに

何の躊躇があろうや。一億が一丸となって知恵を出し合い、協力すれば

この先の大きな課題や困難もきっと乗り越えられる。

今こそ、本当の日本人の力を世界に見せてやろうではないか。