白雉日報社公式ブログ

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ソサエティー5.0が目の前に

もう間もなく、我々は平成の御代に別れを告げ

令和の時代を迎えることとなる。

平成の御代、この世界はかつてない変革の時代を突き進んできた。

ソサエティー5.0という時代が目の前にやってきている。

https://www.gov-online.go.jp/cam/s5/

5.0とはどういうことかというと、人間の文明・生活レベルの発達をいう。

1.0は狩猟社会

2.0は農耕社会

3.0は工業社会

4.0は情報化社会

そして情報化社会をさらに進めた5.0が「超スマート社会」である。

これは、AIやIoTが私たちの生活に浸透し、全てがビッグデータを活用して

あらゆるものが自動化し、それらが学習することで生産性を向上させ

社会問題解決に導くというものである。

わが国は、超少子高齢化を迎え、すでに人口減少社会に突入している。

大きな経済成長はもはや見込めない時代となっている。

そこで、一人あたりの負担を減らし、その分数をこなすことで

人手不足となっても、生産性の減少を抑止することができる理屈である。

例えば、荷物の配達にドローンを使用する、自動運転技術の発達

介護用ロボット、キャッシュレス決済などが挙げられよう。

しかし、イノベーションは必ず反動が出る。

例えばドローン技術の場合、国土交通省が測量などへの活用を推進しているが

資格認定機関の基準や、安全性などに課題が残されている。

キャッシュレス決済の場合、クレジットカード非保有者や中小企業への負担なども

考える必要がある。

 

携帯電話の進化も平成で

 

とはいえ、これらの課題解決は意外と早いかもしれない。

何せ、そもそも平成の初期は、携帯電話といえば背中に背負う衛星電話だった。

それが、トランシーバーくらいの大きさになり、PHSによりメールも打てるようになって

携帯電話が普及すると、携帯でネットができるようになり

ワンセグでテレビも見られるようになった。

スマホの誕生により、携帯電話は全てのデータが集積するツールとなった。

この進化が、この30年の間に起きたのであるから

今後30年でどうなるのか見当もつかないというのが本音であろう。

 

新時代、恐れず進め

 

しかし、わが国が文明開化から西洋化の道を歩む時

エルウィン・ベルツが指摘したように、変わってはならない伝統や習慣、文化は

存在する。これらを守りつつ、いかに時代の要請に応えるかが

我々の使命といえる。

もしかしたら、一周回って紋付き袴が見直される時代が来たりするのかもしれない。

先行き不透明で不安もあるが、恐れず進もうではないか。

悪いこともあるだろうが、間違いなく総合的に見れば良い時代と思えるはずである。