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雨。風が強い。
雨はとりあえず一段落というわけで
風がやたら強くて、正に台風でありました。
こんな日には核実験はできない。
というわけで明日になりました。
と、将軍様にご報告申し上げたら大層怒られました。
議長声明が出る前に核実験やっとけば
「そんなもんしらねーニダ」といえるだろうとのこと。
金永南同志がかばってくれたけど
正直、クビが危うくなるところでありました。
ところが、帰路に着こうとしたら張成沢同志に呼び止められて
「君の力で何とか示威行動はできるだろう」
という。そんな無茶な。一体どうやって?
「さぁね、党の中央にはわからんよ。とにかく軍の力でできることがあるはずだ」
そこで金永春同志と相談して前後策を協議する。
「同志。我が兵士は度々南に武力偵察を行っております。それを利用するしかありますまい」
しかしそこには問題があった。
「そうは言うがね、銃撃戦になったりしたらまた将軍様から叱責されるのではないか」
人民武力部にそれを下達するとしても、猛反対に遭う可能性があった。
国境に配置される兵士はエリートの部類に入る。
有事の際には我らの先鋒となるのを、むざむざ犬死させるのか
そんな苦情がいつも舞い込んでいたからです。
「では将軍様のご意向ということにすれば良いでしょう。
人民武力部も、それに逆らうことはできますまい」
やむをえないが、軍を動かすにしても、穏便に済ます必要がある。
それが度々行われてきた武力偵察なのだった。
「人民武力部に電話をかけてくれるか?」
北朝鮮兵士が境界線越え 韓国軍が警告射撃、退却
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