白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

くもり。やや冷える。
あ、DB*1
さて、皆様にご心配をおかけなすったが
幾分か良くなり申した。
しかしあれですね、2日間外界と途絶しまして
隠者のような生活って怖いね。
気ままでいいかもしれないけどさ。
世の中の動きを生活の糧としてきた者としちゃ
これほど怖いことってないなって思った。
だって2日ぶりに見るニュース。特に目新しいことも
ないんだけど、ついうろたえてしまう自分がいるんだもの。
ディープインパクトが何着になるのかも気になるのに!
…と思ったら出てましたね。今さっき終わったのか?3着ですと。
まぁ凱旋門賞といえば世界の頂点だし、難しいやね。


閑話休題
外界との繋がりを捨てきれないということは
「三十にして立つ(孔子伝)」と、自分の道を決める分岐にはまだ早い。
未だ自分は未熟である。
であるからこそ、荀子
「学は已むべからず。青は是を藍より取れども藍より青し
と言ったのではないだろうか。
これが「出藍の誉れ」である。弟子は師よりも優れることを意味しているが
そのためには、理解することである。学問とは理解である。
例えば、一を知るならばニの未知が発生し、ニを知るならば四の未知が発生する。
理解とは未知が多くなることを意味していると言って良い。
であるから、人は学問を辞めてはならぬのだ。
こんなことを考えておったのです。


ハーキュリスの牛
古代ギリシャの話。
ヴァルカンの子がハーキュリスの牛を盗んだ。
ハーキュリスがそれに気付いて足跡を辿っていったけれども
一向に見つからない。
それはそうである。
ヴァルカンは牛の尻尾を掴んで引きずっていったんだから
牛は後ろ向きなので、それを辿っていっても無駄なことなのであった。
これをハーキュリスの牛という。



長い字
夏目漱石吾輩は猫である』より抜粋。

「飲むとも―御前世界で一番長い字を知ってるか」
「ええ、前の関白太政大臣でしょう」
「それは名前だ。長い字を知ってるか」
「字って横文字ですか」
「うん」
「知らないわ、―御酒はもういいでしょう、これで御飯になさいな、ねえ」
「いや、まだ飲む。一番長い字を教えてやろうか」
「ええ。そうしたら御飯ですよ」
Archaiomelesidonophrunivherataと云う字だ」

これねぇ。
アリストファネス『蜂』に出てくる言葉で
「シドンのフリューコスの昔の歌のように愛らしい」という意味だそうで。
シドンは世界史やった人ならわかるね。シドン=ティルスフェニキア人の都市。
フリューコスは詩人。

*1:どうも、ボクです