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義経」でついに平家が終わりを迎えました。
諸行無常とは何と無情なことでありましょうか。
自死というものが大きく注目されたのはこの時からです。
女子衆を始め平家一門の最期とは自死でありました。
これが日本人の美徳とされたのであります。
そうであるならば、自死しなかった宗盛は臆病者なのでしょうか。
私はそう思わないのです。命あっての物種、といいますように
生きていれば再起はできるのです。頼朝がそうであったように
宗盛が生きていたら、平家の再起は可能だったやもしれません。
ちなみに時忠は生き残るのです。彼は長老的な存在でありましたが
清盛の平家とは違う家柄なのと、正ニ位だったのが救ったのでは
ないでしょうか。彼は能登に配流されたのでした。
それから、清盛が一代で平家を繁栄させたとナレーションにありましたが
正盛、忠盛そして清盛と、三代で平家は勢力を伸ばすことができたのです。