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全国の提督待望!「劇場版 艦これ」が上映を開始!

全国の提督が待望した「劇場版 艦これ」が本日公開初日を迎えた。
予告編はこちら

本作では、アニメ「艦これ」の後の物語となっている。
舞台は南太平洋のソロモン諸島連合艦隊は、ショートランド泊地まで進出していた。
重巡洋艦鳥海を旗艦とする第8艦隊は、哨戒中に敵艦隊と交戦。
その際、不思議な声を聞く。
偵察の結果、その声の発生源はアイアンボトム・サウンド鉄底海峡)であることがわかった。
そんな中、敵泊地を破壊した際、沈んだと思われたあの艦娘が戻ってくるのだが…。


初日は大勢の人が映画館を訪れた


初日ということもあって、上映後には東京で舞台挨拶も行われた。全国の映画館ではライブビューイングも実施。
赤城役などの藤田咲さんが司会を務め、加賀役などの井口裕香さん、吹雪役などの上坂すみれさん
長門役などの佐倉綾音さん、金剛役などの東山奈央さん、瑞鶴役などの野水伊織さん
睦月役などの日高里菜さん、夕立役などのタニベユミさん、古鷹役などの大坪由佳さん、衣笠役の中島愛さん
が登壇した。
舞台挨拶では、アフレコ時のエピソードが紹介され
上坂さんが海からの声を録った時、上坂さんの周りにマイクが置かれ
「一人輪形陣だった」と披露したほか
佐倉さんが軽巡洋艦「那珂」のアドリブを入れたものの「全カットされた」と吐露。
しかし「二水戦の3人がいなくなった時かすかに『那珂ちゃんもー』って聞こえるんです!」と
知られざるエピソードも。
今回アニメ初参加となった中島愛さんは舞台挨拶に慣れていないようで「自分もお客さんになってました」
と恥ずかしそう。
そこで藤田さんが「衣笠はいいカットインをしてくれるんですよ」とフォロー。…と思いきや
「最初に改になったのも衣笠が…」と熱が入り始めたところで佐倉さんに制止される場面もあった。
そう、藤田さんは「さっきぃ提督」として有名なのだ。
なので「アフレコの時、絵はまだラフ画だったんですけど、タニベっちと『あれはこうだよね』と話していた」ほど。
一方、本作で最多の兼ね役となった東山奈央さんは「あと一人(で10人)だったのに!」と悔しそう。
「アニメは榛名で始まって、劇場版では鳥海で始まったので嬉しい」とのこと。
ところで、藤田さんが好きなシーンで「瑞鶴が木の枝に座っていたところ」を挙げていたが
そこへ佐倉さんが「猿とアレは高いところが好きですよね」とコメントし、一時騒然。
「愛すべきアレだから!愛すべきアレだから!」とまったくフォローになっていないフォロー。
最後にそれぞれコメントを述べていたが、中島さんが「次はゴーヤも出たいでち!」とキャラ声で述べたほか
東山さんも摩耶の声でコメントを述べ、ますますさっきぃ提督は「尺とか関係なくなるから!」と興奮した様子。
最後まで藤田さんの独壇場だったが、笑いの堪えない舞台挨拶となった。


本作品は、さっそくアニメ版同様、賛否両論が相次いでいるようだが
戦闘シーンはとてもよく動いていたし、新しいキャラも出ていたので
喜んだ提督もいたようだ。
それに、史実もちょいちょい入れてきている。舞台挨拶でも話題に出ていたが
比叡が探照灯を照らしたため、集中攻撃を受けたのは第三次ソロモン海戦の時と同じである。
本海戦においては、比叡と霧島が米軍と交戦。霧島はサウスダコタと初めて戦艦同士の砲戦を行い
サウスダコタを大破させたものの、霧島はあえなく沈没してしまう。もちろん、作中でそこまでは描かれていない。
劇場版艦これでは、吹雪の内面的な物語と、睦月・如月の絆を描いている。
その点、日高さんの演技は実に涙を誘うものであったし、素晴らしかった。
惜しむらくは砲撃戦の最中にゆったり会話をしていたり、吹雪の物語がいささか急であったことだ。
が、それ以外は満点ともいえる。
艦娘の魅力を十分に引き出した、優秀な作品と評価したい。