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10月までに売買単位100株に統一へ

東京証券取引所など全国の取引所でつくる
株式会社日本取引所グループ(東京都中央区、清田瞭取締役兼代表執行役CEO)は
2018年10月に売買単位である単元株を統一する。
これまで、売買単位は8単位の売買単位が存在していたが
15年までに100株と1000株に2種類に絞られている。
それを18年10月までに100株に統一する計画だ。


07年11月の段階では
100株が1402社(35.6%)
1000株が1706社(43.4%)
1株が690社(17.5%)
500株が82社(2.1%)
10株が40社(1.0%)
50株が13社(0.3%)
200株が1社(0.0%)
2000株が1社(0.0%)


となっているが、15年末現在では


100株が2612社(72.6%)
1000株が986社(27.4%)


となっており、残りの986社が対象となっている。
ところで、なぜ取引所グループでは単元株の統一を行うこととなったのか。
前述のように、これまでは株式の売買単位はバラバラであって
投資家側は株式を購入する場合、その売買単位を調べる必要があった。
値動きが激しく、1秒すら惜しいマーケットでは、そのためにタイミングを逸することがままあったのである。
特に現在のように、アプリを用いてスマホからでも売買が楽になり
ガラケーからもできることはできたが、株価にラグが生じたりデータの送受信に時間がかかったりと
酷く手間がかかった)
よりスムーズさが求められるようになったから、売買単位を統一することで煩わしさを無くそうというわけだ。
また、時価総額などもより求めやすくなる。
なお、これ以降の新規上場株式は100株以外にできないが
1000株の株式が100株に移行しなかった場合の罰則はないという。
10月までに移行しない1000株企業がどれくらいあるか、注目したい。