白雉日報社公式ブログ

日本第一党東北地方の何でも屋さん。

インデックスが粉飾決算か

情報通信業のインデックス株式会社(東京都世田谷区、落合善美社長)が金融商品取引法違反容疑で
証券取引等監視委員会の捜査を受けていると複数のメディアが報じたことについて
12日、同社が捜査を受けていることを認めるリリースを発表した。
複数の報道によると、同社が実態のない企業との循環取引を繰り返し
それを有価証券報告書に計上する粉飾決算を行ったとされている。
そのため、同社が上場している大阪証券取引所は同社株式の
取引を中止した。
インデックスは、4月15日に決算を発表し
営業損失9900万円、経常損失13億7200万円
2013年第2四半期連結期で、14億3500万円の債務超過に転落していた。


インデックスは、もともとインデックス・ホールディングスという持ち株会社
ネットインデックスやアトラスなどそうそうたる企業グループとして
知られていたが、2010年9月の日本振興銀行破綻による影響をもろに受ける形で
業績が悪化したばかり。
企業として粉飾決算を行っていたことが明らかになれば
同社の再建への障害が大きくなることが予想されており
事業の縮小や外部資金の調達を強いられることになる。
日本振興銀行とインデックスHDの件については、当社でも報じたことがあるが
その後、NISグループや中小企業信用機構など、日本振興銀行関連倒産が相次いだ。
何とか生き残り、経営再建中の同社は黒字に転換したこともあったが
再び業績の悪化とともに債務超過に陥ったことで、第二の壁が立ちはだかった。
しかも今回は、同社が当事者ということもあり、更に信用不安を抱え込むこととなった。


アトラス…売っちゃう?